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写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
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・冬の白い放物線
 ガバナスプリング、部品がお店に到着したとのことで、受領しにいってきました。
 その帰り道、信号待ちをしていると、交差点のむこうで、10mくらいの白い放物線が見えました。この時期なのでまず除雪機?と思いましたが、もし除雪機ならあんなに飛ばないのでは?と思い返し、とすると、消防団ポンプの放水か、と考えました。しかし、この季節に、放水訓練はあんまりしないだろうし…。やはり除雪機以外はない、と最終的に結論づけ、通りがかりに見てみました。

・小型でもかなり雪が飛んでいる 
 結果は、やはり、小型除雪機。しかも、わがHS80の8馬力級か、それ以下のタイプです。
 むぅ…。かなり雪が飛んでいますねぇ…。カタログスペック的には、最近の小型機では15m程度。わがHS80K0は最大12m(K1は15m)。となると、あそこまで飛ばないにしても、もう少し飛ぶはず。やはりうちのHS80は飛びがよくないことが分かりました…。ちょっと力が入ってきました。

・ガバナスプリング新旧比較 
 家に着くと、さっそく、ガバナスプリングを交換。写真は新スプリングと旧スプリングです。旧品の方が端部の処理よいですね。新、旧の伸びは同様で劣化しているわけではないようです。確認できましたが、念のため交換しました。

・パイロットスクリュのテスト調整 
 あわせて、回転数調整。いままで、回転計がなかったのでまったく調整していませんでしたが、回転計が届いていますので、パイロットスクリュから調整。
 締め込みすぎると、スクリュに段をつけてしまうことがあるそうなので、外した旧キャブレターでまず練習。旧キャブレターのパイロットスクリュをドライバーで回してみます。
 ふむ、こんな感じで全閉なのか…。しかし、3回転以上回るとはどういうことだ?合っていなかったってことだなぁ(^^;。

・パイロットスクリュの本調整 
 次に、本番です。まず、パイロットスクリュをそっと締めこんで、と……ん?3回転以上まわった?こっちもか?
 キャブレターが新品だったので、パイロットスクリュは最初から規定の1と1/2回転あたりにあると思っていましたが、3回転以上の緩んだ場所でした。ふむ、やはり確認せねばならんのですね(当たり前(^^;)。

・アイドリング回転数調整 
 さて、一番締めこんだ場所から、パイロットスクリュを1と1/2回転戻し、これでよいはず。
 エンジンをかけてみる。一発始動!。おおっ!これまでにない安定回転!。やはりパイロットスクリュは重要でした。さっそくアイドル回転を調べてみると、2000回転。ふむ。ちょっと高めだったんですね。キャブのスロットルストップスクリュを回し、マニュアルどおり1700回転程度に調整しました。

・最大回転数の調整 
 次に懸案の最大回転計測。結果は4000回転。ふむ。規定より回ってますね。回転があるということは、パワーが出るのですが、冷却や各部への負担(ご老体ですので…)を考え、やはり規定の3600回転程度へ調整。コントロールベースの5×20mmスクリュ(正式名称不明。コントロールレバーストップスクリュ?)を回して合わせました。

・次の課題 
 …ということは、この間、すこし飛距離がでるようになったのは、回転が上がったせいで、今回のこの調整によりまた元(最大6m程度)に戻ってしまうと思われます。残ったのは、シューター内面の塗装。しかし、塗装だけでこうも飛ばないものなのかなぁ?
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このところ、降雪が数回あり、HS80の出番が2,3回ありました。
 特に、昨日は今シーズンこれまでで一番降雪量があり、久々にオーガハウジングの高さを超えました。こうなると、サイドカッターが欲しいところですが、格納等に邪魔になるので、スコップで崩すことにします。

・突然のエンスト…
 いつもどおり除雪していたわけですが、突然、無負荷時にエンスト。ガソリンが少なくはなっていましたが、ガス欠ではなさそう。しかし、念のためガソリンを少し補給し(タンクを掃除したいので、少なくしています(^^;)、再始動を試みますが、なかなかかかりません。

・原因はスロットル関連?
 いろいろやってみましたが、原因が良く分からず、半ば雪に埋もれた状態で、分解を開始しました。コントロールレバー(スロットルレバー)付近のカバー(コントロールカバー、コントロールプレート)、エアクリーナーを外してみます。キャブ付近の状態、においからすると、ガソリンは出ている模様。コントロールレバーを操作したり、カバーなしでエンジンをかけたりいろいろしていると、どうやらコントロールレバー、ガバナアーム、キャブのスロットルの連動に原因がありそうです。直接、キャブのスロットルを手で動かすと、エンジンもかかり、吹け上がりますが、コントロールレバーで操作すると、かかりません。
 ということは、ガバナ関連?ガバナアームシャフトを動かしてみると心持ち重いような?これでいいような?ガバナスプリングが弱くなってるのかな?見たところ、伸びている様子もないし、それなりの張力あるようですが、へたっているのかな?

・ガバナアームを調整してみる
 懸案になっている、雪が飛ばない一件もあり、ガバナアームの調整をせねば、と思っていたので、燃料タンクを外し、ガバナアームをマニュアルに従い、キャブのスロットルおよびガバナアームシャフトを左いっぱいにして固定。合わせて、コントロールレバー調整スクリュを少し回し、最高回転を少し上げてみました。
 
・一応改善
 結果は…。コントロールレバー全開だと、雪が以前より飛ぶようになりました。エンジンもパワーが出ているようです。以前も、負荷がかかってガバナが回転を上げようとするといい感じになっていましたが、調整後は負荷が低いときでもいい感じです。負荷がかかるとさらにガバナにより、パワーアップします。

・最高回転を確認せねば
 全体として、かなり良くなりました。調整時の感じとしては、ガバナアームの位置が合っていなかった感じがあります。コントロールレバー調整スクリュも回したので、パワーが上がったことは間違いありませんが、最高回転が定格の3600rpmを超えてしまったかもしれないので、早く確認せねば(機材はあるのに、寒くて確認できませんでした…(^^;)。

・真の原因は?
 ただ、冷静に見てみると少し調子は良くはなりましたが、エンストの原因としては、ちょっと違和感があります。ガバナがスロットル閉状態で動かなかったのであれば、原因だと思いますが、そこまでは重くなかった感じもします。エンストの原因はほかにありそう。アイドリング調整がいちばん怪しいかも。要調査です。念のため、ガバナスプリングを交換すべく、発注しました。
・最近の整備は
 ヘッドガスケット交換後、新たに気がついた欠品部品を二つほど補充しました。一つは、バッテリーケース内で配線を固定するステー(名称不明)で、もう一つは、コントロールレバー(スロットルレバー)の範囲を制限するコントロールプレートです。合わせて、オーガレバー(ワイヤー)の調整も行いました。

・稼働状況は
 この整備のあと、本格的な冬に突入しましたが、しばらく雪がまともに降らず、整備結果を確認する試運転ができない状況でしたが、先週あたりにはまとまった雪が2回ほど降り、存分に、とはいかないまでも除雪を行うことができました。

・雪の飛びがいまひとつ
 結果は…。 ヘッドガスケット交換後、オイル漏れは止まっているようで、こちらは良好でしたが、もう一つ、昨年から雪が今ひとつ飛ばない気がしていて、オーガベルトの交換、オーガレバー調整で、状況を改善できたかなぁ、と思っていたのですが…う~ん。思ったよりも雪が飛ばないなぁ…。オーガベルトの滑りはないんですが…。
 カタログスペックだと、一応10mほど飛ぶことになっていますが、良くて6mくらい?雪質のせいでしょうか?それとも、やはりシューター、オーガハウジング内の塗装をやり直す必要があるのかな?もしくは、エンジンの回転数が規定に達していないのかな?

 ちょっと課題が残りました。回転計を購入したので、次は、未確認になっているアイドリング回転数、最大回転数を確認したいと思います。

HS80に搭載されている、GX240、現行製品があるとの情報から、ホンダのページで現行のGX240について調べてみました。

・現行製品はGX240T2
 現行製品と思われるものは、GX240T2という名称のものらしい。
 詳細スペックを見てみる。排気量はと…。む!270cc!。240ccではないのか?

・270ccになっている!
 なんと、改良により270ccになっているようです。しかし、GX270T2という機種もラインナップされており、こちらも排気量は270cc。しかし、GX240T2とGX270T2は出力が異なっていて、GX270T2の方が高出力です。
 細かなスペックを確認すると、外寸は全く同一のよう。シリンダ内径、ストロークも同一。
 
・ホンダに確認!270ccは真実
 ここから察するに、GX240T2とGX270T2はほぼ同じ物ではないでしょうか。しかし、排気量の掲載ミスもありうるので、ホンダにメールで確認。
 やはり、GX240T2は270cc。GX270T2も270ccで、部品構成が異なっていて、出力に差が出ているそうです。

・GX240T2はGX270T2のデチューンモデルか
 ということは、GX240T2はGX270T2のデチューンモデルという位置づけでしょうか。
 機種の整理と、ラインナップ確保上の問題で、GX270T2に統合し、やや性能を落としたのかな?
 それとも、もともとのGX240がGX270からデチューンされ、排気量を落としていたものを、T2シリーズになる際に、制限解除し、性能を近づけたのか?
 後者であれば、HS80のGX240と近そうですが、前者だと遠そうです。どの程度部品共通性があるのでしょうか。

・オイル漏れに気が付く(いまさら)
 今回、そもそもキャブレターからのガソリン漏れが緊急に対処すべき問題でしたが、このガソリン漏れ個所を調べているときに、シリンダヘッドとシリンダブロックの間、シリンダヘッドガスケットからオイルが漏れていることに気がつきました。
 10年前、我が家にきた当初から、エンジンの下、フレーム部分付近に汚れがひどく、「うちのHS80、きっちゃないな~」と思っていましたが、この汚れが実はシリンダヘッドから漏れたオイルに、走行ベルト、オーガーベルトからでたベルトのカスがこびりついたものだったようです。

・シリンダヘッドガスケットの交換は難しくなさそう
 ということは、このオイル漏れはかなりの古傷。短期間でオイルが無くなるほど漏れているわけではないのですが、こないだのテスト稼動の後、オイルのしずくができていたので、やはりそれなりの量漏れている感もあります。
 サービスマニュアルを見てみると、シリンダヘッドガスケットの交換については、基本的にヘッドボルト4本を外せば、シリンダヘッドが丸ごと外せて、それほど大変な作業でもなさそう…。
 
・挑戦してみることに
 エンジンは、遠い昔に技術の授業で、2ストロークのエンジンをばらしたことしかなく、僕の中では基本的に整備士さんの領域で、禁断の領域です。このエンジンは4ストローク、しかも練習用ではなく実用機。壊したら冬の除雪に大きな影響が。この禁断の領域に踏み込んでいいものか…。少し迷いがありましたが、結局シリンダヘッドガスケット、ヘッドカバーガスケットを発注し、自分でやることにしました。

・なんとか交換できた
 先般、部品を受領したので作業を行いました。しかし。ヘッドボルトを外したあたりから作業で頭がいっぱいになってしまい、エンジンの中の写真、シリンダヘッドガスケット交換状況の写真を撮るのを忘れて、気がついたときにはヘッドボルトを締めた後でした…。
 
・エンジン内部の状況
 エンジンの内部の状態はというと、シリンダヘッドの燃焼室は、カーボンの固着で真っ黒、結構な厚みでした。
 ピストンの上面は、焦げた砂糖のようなベトベトしたものがこびり付いていました。オイルとカーボンの混合物でしょうか。非常に汚い印象。ほとんどメンテしていないせい?それとも、このくらい使うとあたりまえの汚れでしょうか。
 せっかくなのでこれをパーツクリーナーで可能な範囲で落としました。

・マフラー側のヘッドボルトは大丈夫か
 我が家のHS80のエンジン、GX240は写真のとおり、マフラーのボルトの錆がひどく、まずまともに外れないと思われます。外そうとすると、スタッドボルトが折れたり、ねじ山がつぶれたりで大きな作業になることが想定されたのでマフラーは外しませんでした。このため、マフラーの裏にあたるヘッドボルト一本が外せないことはないものの、作業が困難でした。締めるときも、トルクレンチでトルクを測りながら締めましたが、このボルトのトルクはかなり怪しいです…。

・ガスケットに異常はなさそう
 しかし、シリンダヘッドガスケットの劣化で漏れていると考えていましたが、外した旧ガスケット、新品ガスケットと比較してもあまり劣化しているように見えません。オイル漏れもどこから漏れていたんだろう?
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