写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
さて、平成26年の冬も、この数年のパターンどおり、12月に結構な量の雪が降り、HS80K0の出番が多くなるという状況です。もう既に、5回ほど使用しました。このパターンを予想しつつ、HS80K0の整備を急いでいたわけですが、結局予定の作業がすべてできず、特に塗装に全く手をつけることができず、実戦投入となりました。
・足回りは好調
これまで、未整備かつ若干の症状があって、危険を感じていたクローラー周りの走行系ですが、今回、一通り分解、ミッションケース内のベアリング交換を実施したため、やはりスムーズになっています。フリクションディスクのあたり調整が不十分のため、1速で除雪中、クローラーが動かないことがありますが、これは調整で直ると思います。手で押したときも、まずまずの負荷で動き、潤滑も十分であることが分かっている為、これまでのように恐る恐る使用しなくてもよいことが非常によいです。
・オーガドリブンプーリーを外し、分解
また時間を戻して、オーガドリブンプーリーをやっと外したあとの話です。
オーガドリブンプーリーをようやく外し、ついにベアリング交換へ突入。オーガハウジングの左右サイドカバーを外しオーガ駆動系(オーガドライブシャフト、オーガシャフト、トランスミッションケース)と3つのベアリングを取り外しました。
・ウッドラフキーのキー溝が…
ドライブシャフト、オーガシャフトとも錆がひどく、錆を落としていると、ドリブンプーリーのウッドラフキーのキー溝に何か違和感…。
うぉ!キー溝周辺が欠けている(T-T)。キー溝の本来の深さを1とすると、深いところで0.8くらいのところまでキー溝が欠けてる部分があります。大きな力がかかって欠けたのでしょう。
しかし、今回、プーリーを抜いた時には、中には破片はありませんでした。おそらく、以前の損傷で、その後に一回は分解されていると思われます。その後、これまでの作業を耐えてきた実績、残りの溝の面積を勘案すると、いきなり使用不能になったり、傷が拡大したりする可能性は少ないと思うので、とりあえず、このまま使用しますが、負担のかかる作業は慎重にいかねば。
・修理案1 オーガドライブシャフト、ドリブンプーリーをK1のものへ交換
後期型(K1)では、オーガドリブンプーリーとドライブシャフトの接続部分は、K0のキー式からスプラインに変更されているそうです。これはこの部分に力がかかり、このような破損が多いため、より大きな力に耐えられるように改良されたのではないでしょうか。
K0とK1のオーガドライブシャフトの軸直径は、使用しているベアリングが同じことから同じであり、ハウジングもこの部分には変更がないようなので、ドライブシャフト、ドリブンプーリをセットで交換することでK1仕様にできそう。現在、オークションには出物がないようですが、春先あたりになれば出てくると思うので、その際に交換するのが良さそう。この場合、剛性が上がりますが、費用が結構かかりそう。
・修理案2 ドライブシャフトを溶接で修理
もう一つ考えつくのは、溶接で欠けた部分を盛って直す方法。知り合いの鉄工所に持ち込めば、安価に溶接してもらえるので、溶接後、キー溝を同じように削れば費用が殆どかからないで修理可能。ただし、この場合はオーガトランスミッションをばらし、オーガドライブシャフト単体の状態にして溶接してもらう必要があるため、少なくともオーガトランスミッションのガスケットを交換する必要がでてきます。このガスケットは部品供給がないため、自分でガスケット紙から作る必要があり、それなりの手間がかかります。
さらに、せっかくオーガトランスミッションを開けるのであれば、ベアリング、オイルシールも交換したい…。この方法の場合、完成まで時間がかかるので、やるとすれば今季中の修理は無理。
うーん、どちらがよいでしょうか。いずれにしても、結構大きな問題が発覚しました…。
・足回りは好調
これまで、未整備かつ若干の症状があって、危険を感じていたクローラー周りの走行系ですが、今回、一通り分解、ミッションケース内のベアリング交換を実施したため、やはりスムーズになっています。フリクションディスクのあたり調整が不十分のため、1速で除雪中、クローラーが動かないことがありますが、これは調整で直ると思います。手で押したときも、まずまずの負荷で動き、潤滑も十分であることが分かっている為、これまでのように恐る恐る使用しなくてもよいことが非常によいです。
・オーガドリブンプーリーを外し、分解
また時間を戻して、オーガドリブンプーリーをやっと外したあとの話です。
オーガドリブンプーリーをようやく外し、ついにベアリング交換へ突入。オーガハウジングの左右サイドカバーを外しオーガ駆動系(オーガドライブシャフト、オーガシャフト、トランスミッションケース)と3つのベアリングを取り外しました。
・ウッドラフキーのキー溝が…
ドライブシャフト、オーガシャフトとも錆がひどく、錆を落としていると、ドリブンプーリーのウッドラフキーのキー溝に何か違和感…。
うぉ!キー溝周辺が欠けている(T-T)。キー溝の本来の深さを1とすると、深いところで0.8くらいのところまでキー溝が欠けてる部分があります。大きな力がかかって欠けたのでしょう。
しかし、今回、プーリーを抜いた時には、中には破片はありませんでした。おそらく、以前の損傷で、その後に一回は分解されていると思われます。その後、これまでの作業を耐えてきた実績、残りの溝の面積を勘案すると、いきなり使用不能になったり、傷が拡大したりする可能性は少ないと思うので、とりあえず、このまま使用しますが、負担のかかる作業は慎重にいかねば。
・修理案1 オーガドライブシャフト、ドリブンプーリーをK1のものへ交換
後期型(K1)では、オーガドリブンプーリーとドライブシャフトの接続部分は、K0のキー式からスプラインに変更されているそうです。これはこの部分に力がかかり、このような破損が多いため、より大きな力に耐えられるように改良されたのではないでしょうか。
K0とK1のオーガドライブシャフトの軸直径は、使用しているベアリングが同じことから同じであり、ハウジングもこの部分には変更がないようなので、ドライブシャフト、ドリブンプーリをセットで交換することでK1仕様にできそう。現在、オークションには出物がないようですが、春先あたりになれば出てくると思うので、その際に交換するのが良さそう。この場合、剛性が上がりますが、費用が結構かかりそう。
・修理案2 ドライブシャフトを溶接で修理
もう一つ考えつくのは、溶接で欠けた部分を盛って直す方法。知り合いの鉄工所に持ち込めば、安価に溶接してもらえるので、溶接後、キー溝を同じように削れば費用が殆どかからないで修理可能。ただし、この場合はオーガトランスミッションをばらし、オーガドライブシャフト単体の状態にして溶接してもらう必要があるため、少なくともオーガトランスミッションのガスケットを交換する必要がでてきます。このガスケットは部品供給がないため、自分でガスケット紙から作る必要があり、それなりの手間がかかります。
さらに、せっかくオーガトランスミッションを開けるのであれば、ベアリング、オイルシールも交換したい…。この方法の場合、完成まで時間がかかるので、やるとすれば今季中の修理は無理。
うーん、どちらがよいでしょうか。いずれにしても、結構大きな問題が発覚しました…。
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先日の土日、天気が悪いという情報から、整備を急がなければ、と思っていた矢先、ついに降雪。それも除雪を必要とする降雪量。しかし、わがHS80K0は、エンジンベッドにエンジンを搭載したばかり。オーガ部分はバラバラ…。
土曜日の朝8時ごろから3時間かけてオーガー部をとりあえず組み上げ、エンジンベッドに接続し、なんとか一応使える状態(各種の調整が不完全…)にし、いきなり除雪作業となりました。
やはり、焦って組み上げるとミスが続発。仮締めで本締めを忘れていたボルトがいくつかあり、そのうちの一本は作業中に脱落、紛失するという恥ずかしいミスをしでかしてしまいました…。
しかしながら、今年度の初戦にとりあえず間に合い、十分な働きをしてくれました。
ベアリング交換のお陰か、移動はスムーズ、少し雪の飛びも良くなっているような?
・ベアリング交換開始!
さて、時は少し戻ってさらに一週前の土曜日。オーガのベアリング交換のため、不安のあったオーガドリブンプーリーの外しに取り掛かりました。実は以前にベルト交換をした際、試しにプーリーを固定しているボルトを外そうとしたところ、緩めることができず、一度あきらめていた経過があり、プーリーを外すことはもとより、このボルトを外せるかどうかも大きな心配でした。
・プーリー固定ボルトを外せるのか
やはりメガネレンチをかけて緩めようとすると、オーガドライブシャフトごと回転してしまい、前回同様、上手く緩められません。どうしたもんかな、と考えていたところ、ちょっと危険ですが、シューターの穴から手を突っ込み、インペラを押さえながらメガネレンチを回せばいいのでは、と思いやってみると、ついにボルトを緩めることに成功しました。しかしながら、この方法、もしハウジングとの間に指を挟まれたら大けがするかもしれませんね…。反省。
・問題のプーリー本体
さて、次はプーリー。やはり心配したとおり固着しているようで、CRCを吹いて、手で動かしてもびくともしません。ここで、このために購入した、200mmの直径まで対応している3本爪プーリープーラー。この新兵器を投入しました。
・プーリープーラー
この際、ネット情報では、プーリーを固定していたボルトが入るネジ穴の山をつぶす可能性があるため、センターにポンチで凹みをつけた捨てボルトを用意しこの上からプーラーを使うとよい、という情報があり、これを検討しましたが、オーガドライブシャフトはテーパー状の穴の奥からネジ溝が始まっていてしばらくネジがなく、このようなプーラー等の使用に配慮しているような様子があり、大丈夫なようになっていると判断できたのでそのままプーラーを使用しました。
しかし。この新兵器により、かなりプーリーがしなる状態になってもまったく抜ける気配がありません。もう少し無理にプーラーのボルトを捻じ込み、引っ張ることもできますが、プーリーが変形する心配が強くなり、この日は一旦撤退しました。
・次の一手
頭を冷やしつつ次の手を検討したところ、これまでやったことがなく、自信がないものの、火を使って固着を解除、引き抜くしかないだろうという結論に至りました。
一番、よく分からないのは加熱加減。今回は、ベアリングを交換するため問題ありませんが、加熱しすぎるとオイルシールを破損するということなので、ベアリングのシールを劣化させてしまう心配があるようです。さらには、鉄が熱によって影響を受け、強度が下がるのではないかという心配もあります。ネット情報ではこのような場合、赤熱状態までと書いてあるものもあれば、手で触れられない程度でよいというものもあります。
鉄は550℃くらいで強度が低下する性質があるそう。見た目やや赤黒いような状態になると600℃であるという情報と総合すると、赤熱状態まで加熱するのはやりすぎと思われます。たぶん、ある程度温まるだけでわずかとはいえプーリーが膨張し、固着が取れるというのが正しいのだろうと考え、カセットガスによるバーナーを購入しました。
・炙り作業
翌日、作業へ。バーナーで30秒くらいシャフトをなるべく暖めないよう、周辺を炙ったあと、プーラーをかけチャレンジしてみました。1回目は上手くいきませんでしたが、さらにCRCをキー溝から投入、2回目を試みると、「ガコッ」という音とともに、プーリーが動き、破壊することなく外すことができました。
・次なる問題…
しかし、このプーリーを外すところまでがオーガ部整備の山だと思っていましたが、わがHS80K0のオーガー部は問題だらけでした…。
土曜日の朝8時ごろから3時間かけてオーガー部をとりあえず組み上げ、エンジンベッドに接続し、なんとか一応使える状態(各種の調整が不完全…)にし、いきなり除雪作業となりました。
やはり、焦って組み上げるとミスが続発。仮締めで本締めを忘れていたボルトがいくつかあり、そのうちの一本は作業中に脱落、紛失するという恥ずかしいミスをしでかしてしまいました…。
しかしながら、今年度の初戦にとりあえず間に合い、十分な働きをしてくれました。
ベアリング交換のお陰か、移動はスムーズ、少し雪の飛びも良くなっているような?
・ベアリング交換開始!
さて、時は少し戻ってさらに一週前の土曜日。オーガのベアリング交換のため、不安のあったオーガドリブンプーリーの外しに取り掛かりました。実は以前にベルト交換をした際、試しにプーリーを固定しているボルトを外そうとしたところ、緩めることができず、一度あきらめていた経過があり、プーリーを外すことはもとより、このボルトを外せるかどうかも大きな心配でした。
・プーリー固定ボルトを外せるのか
やはりメガネレンチをかけて緩めようとすると、オーガドライブシャフトごと回転してしまい、前回同様、上手く緩められません。どうしたもんかな、と考えていたところ、ちょっと危険ですが、シューターの穴から手を突っ込み、インペラを押さえながらメガネレンチを回せばいいのでは、と思いやってみると、ついにボルトを緩めることに成功しました。しかしながら、この方法、もしハウジングとの間に指を挟まれたら大けがするかもしれませんね…。反省。
・問題のプーリー本体
さて、次はプーリー。やはり心配したとおり固着しているようで、CRCを吹いて、手で動かしてもびくともしません。ここで、このために購入した、200mmの直径まで対応している3本爪プーリープーラー。この新兵器を投入しました。
・プーリープーラー
この際、ネット情報では、プーリーを固定していたボルトが入るネジ穴の山をつぶす可能性があるため、センターにポンチで凹みをつけた捨てボルトを用意しこの上からプーラーを使うとよい、という情報があり、これを検討しましたが、オーガドライブシャフトはテーパー状の穴の奥からネジ溝が始まっていてしばらくネジがなく、このようなプーラー等の使用に配慮しているような様子があり、大丈夫なようになっていると判断できたのでそのままプーラーを使用しました。
しかし。この新兵器により、かなりプーリーがしなる状態になってもまったく抜ける気配がありません。もう少し無理にプーラーのボルトを捻じ込み、引っ張ることもできますが、プーリーが変形する心配が強くなり、この日は一旦撤退しました。
・次の一手
頭を冷やしつつ次の手を検討したところ、これまでやったことがなく、自信がないものの、火を使って固着を解除、引き抜くしかないだろうという結論に至りました。
一番、よく分からないのは加熱加減。今回は、ベアリングを交換するため問題ありませんが、加熱しすぎるとオイルシールを破損するということなので、ベアリングのシールを劣化させてしまう心配があるようです。さらには、鉄が熱によって影響を受け、強度が下がるのではないかという心配もあります。ネット情報ではこのような場合、赤熱状態までと書いてあるものもあれば、手で触れられない程度でよいというものもあります。
鉄は550℃くらいで強度が低下する性質があるそう。見た目やや赤黒いような状態になると600℃であるという情報と総合すると、赤熱状態まで加熱するのはやりすぎと思われます。たぶん、ある程度温まるだけでわずかとはいえプーリーが膨張し、固着が取れるというのが正しいのだろうと考え、カセットガスによるバーナーを購入しました。
・炙り作業
翌日、作業へ。バーナーで30秒くらいシャフトをなるべく暖めないよう、周辺を炙ったあと、プーラーをかけチャレンジしてみました。1回目は上手くいきませんでしたが、さらにCRCをキー溝から投入、2回目を試みると、「ガコッ」という音とともに、プーリーが動き、破壊することなく外すことができました。
・次なる問題…
しかし、このプーリーを外すところまでがオーガ部整備の山だと思っていましたが、わがHS80K0のオーガー部は問題だらけでした…。
久しぶりに除雪機、HS80です。
夏の間にメンテをしようと思っていましたが、相変わらず何もしないまま10月となりました。
・駆動系が重いのでは
我が家のHS80K0は、エンジンによらず、人力で移動させる際、非常に重く、数m動かすにも大変な難儀を強いられていました。
他の除雪機をいじったことがないので、「こんなもんかな?」と思っていたのですが、とある業者様のウェッブページを見ていると、HS80K1のトランスミッション内ベアリング交換の記事があり、手でクローラーを回すと、手を離したあと少し惰性で回っている映像が…。本来、そんなに軽くまわるのか?
私にとっては大変な衝撃…。我が家のHS80K0は、駆動系に問題がありそうです。やはり、ベアリングの劣化?それともグリス切れ?。このまま使用していて、もし、ギアが欠けたりした場合には入手が困難です。早めに対処せねば。
・ベアリング発注
この業者様はHS80のベアリングも融通してくださるそう。ホームセンター等でベアリングをそろえた方が安いことは分かっていましたが、一部型番に自信がないベアリングもあるので、この業者様に相談し、トランスミッション内とオーガー関係のベアリングを購入しました。
このときには既に春。夏の間に、と思っていましたが結局作業できず。今年の冬が近づいてきたこともあり、ようやく重い腰が動き、交換作業を開始しました。
・トランスミッション整備
オーガーを分離し、エンジンを降ろしエンジンベッド(シャーシー?)のみにし、いよいよ駆動系です。ドーム型のゴム製フリクションディスクシャフトカバーを外すと、トランスミッション内が見えます。早速カバーを開けてみると…
・状態は悪くないんでは?
ん?グリスは劣化しているものの、まだ機能している感じ?。…ということは…。
疑念を感じつつ、フリクションディスクシャフトを抜くと、シャフトのギア部分の磨耗は想像していたよりもはるかに少なく、良好な状態。シャフトを戻して手で回してみると、スムーズに回ります。むぅ。もしかしてこの作業はしなくても良かったのでは…?
しかしながら、ベアリングも購入してあるので、気を取り直し、交換することにしました。
・ギアの状態は悪くない
写真は清掃後のカウンタギア、ファイナルギア、トランスミッションケースです。よくよく確認すると、カウンタギアに入っているニードルベアリングに気持ちガタが出ていたり、トランスミッションケース側、フリクションディスクシャフトを支えていた6002ボールベアリングが少し傷んでいたりと全く今回の交換が意味がないわけではなかったのですが、我が家の利用環境では走行距離も非常に短く、まだまだ大丈夫であったようです。
・駆動系が重い理由は?
では、なぜあんなに重いのか…。これはまだ確定しているわけではないのですが、分解している途中に原因らしきものに気が付きました。フリクションディスクとドライブディスクの接触は、チェンジケーブルによってクラッチ動作として行われているわけですが、このチェンジケーブルにテンションを与えるために、エンジンベッド下部で、アジャストボルトという調整用のボルトにスプリングがかけられ、チェンジケーブル、クラッチアームにつながっています。
分解時、下面を見てみるとこのアジャストボルトが、走行時に何かにぶつかったようで、ボルト自体は曲がらなかったのもの、ボルトが固定されているエンジンベッドのフレームが45度くらいの角度で後方に曲がってしまい、ボルト全体が斜めになっていました。
このため、有効長が短くなってクラッチが完全に切れていない状態になっていたのではないか、と思われました。
・課題はクリア?次なる課題
フレームの曲がりは修正したので、今度は上手くいくかな?現在、クローラの再組み立てまで終了しました。先の業者様ほどスムーズではないようですが、手で押した感じは軽く、かなり良さそう。
次はエンジンを搭載し、オーガーのベアリング交換に突入せねば。雪が降る前に間に合うかな?
夏の間にメンテをしようと思っていましたが、相変わらず何もしないまま10月となりました。
・駆動系が重いのでは
我が家のHS80K0は、エンジンによらず、人力で移動させる際、非常に重く、数m動かすにも大変な難儀を強いられていました。
他の除雪機をいじったことがないので、「こんなもんかな?」と思っていたのですが、とある業者様のウェッブページを見ていると、HS80K1のトランスミッション内ベアリング交換の記事があり、手でクローラーを回すと、手を離したあと少し惰性で回っている映像が…。本来、そんなに軽くまわるのか?
私にとっては大変な衝撃…。我が家のHS80K0は、駆動系に問題がありそうです。やはり、ベアリングの劣化?それともグリス切れ?。このまま使用していて、もし、ギアが欠けたりした場合には入手が困難です。早めに対処せねば。
・ベアリング発注
この業者様はHS80のベアリングも融通してくださるそう。ホームセンター等でベアリングをそろえた方が安いことは分かっていましたが、一部型番に自信がないベアリングもあるので、この業者様に相談し、トランスミッション内とオーガー関係のベアリングを購入しました。
このときには既に春。夏の間に、と思っていましたが結局作業できず。今年の冬が近づいてきたこともあり、ようやく重い腰が動き、交換作業を開始しました。
・トランスミッション整備
オーガーを分離し、エンジンを降ろしエンジンベッド(シャーシー?)のみにし、いよいよ駆動系です。ドーム型のゴム製フリクションディスクシャフトカバーを外すと、トランスミッション内が見えます。早速カバーを開けてみると…
・状態は悪くないんでは?
ん?グリスは劣化しているものの、まだ機能している感じ?。…ということは…。
疑念を感じつつ、フリクションディスクシャフトを抜くと、シャフトのギア部分の磨耗は想像していたよりもはるかに少なく、良好な状態。シャフトを戻して手で回してみると、スムーズに回ります。むぅ。もしかしてこの作業はしなくても良かったのでは…?
しかしながら、ベアリングも購入してあるので、気を取り直し、交換することにしました。
・ギアの状態は悪くない
写真は清掃後のカウンタギア、ファイナルギア、トランスミッションケースです。よくよく確認すると、カウンタギアに入っているニードルベアリングに気持ちガタが出ていたり、トランスミッションケース側、フリクションディスクシャフトを支えていた6002ボールベアリングが少し傷んでいたりと全く今回の交換が意味がないわけではなかったのですが、我が家の利用環境では走行距離も非常に短く、まだまだ大丈夫であったようです。
・駆動系が重い理由は?
では、なぜあんなに重いのか…。これはまだ確定しているわけではないのですが、分解している途中に原因らしきものに気が付きました。フリクションディスクとドライブディスクの接触は、チェンジケーブルによってクラッチ動作として行われているわけですが、このチェンジケーブルにテンションを与えるために、エンジンベッド下部で、アジャストボルトという調整用のボルトにスプリングがかけられ、チェンジケーブル、クラッチアームにつながっています。
分解時、下面を見てみるとこのアジャストボルトが、走行時に何かにぶつかったようで、ボルト自体は曲がらなかったのもの、ボルトが固定されているエンジンベッドのフレームが45度くらいの角度で後方に曲がってしまい、ボルト全体が斜めになっていました。
このため、有効長が短くなってクラッチが完全に切れていない状態になっていたのではないか、と思われました。
・課題はクリア?次なる課題
フレームの曲がりは修正したので、今度は上手くいくかな?現在、クローラの再組み立てまで終了しました。先の業者様ほどスムーズではないようですが、手で押した感じは軽く、かなり良さそう。
次はエンジンを搭載し、オーガーのベアリング交換に突入せねば。雪が降る前に間に合うかな?
・K1用シューターをK0に装備
先日、シューターをK1用に入れ替えました。時間がなかったのでシューターワイヤーはそのまま、シューターのみ変更したのですが、シューターワイヤーの長さが異なるらしく、使用は可能なものの、コントロールパネルで一番下位置まで操作できません。最後から3段目くらいまでしかいかなくなってしまいました。
今回、たまたまワイヤーが付いて来ているので、時間があったら交換してみたいと思います。
・K1用シューターの効果は
さて、シューターの効果ですが、K1用シューターに変更後、2度ほど雪が降りました。
いずれもそれほど量が降っていないため、今ひとつ効果がわからないのですが、飛びに関しては、気持ちよくなったかな?程度で、ちょっと残念。
しかし、除雪作業後、シューターの内側を見ると、これまでは雪が付着していたものが全く付いていません。交換したK1用シューターは、これまで使っていたK0用シューターよりも内面の塗装状態がよい状態です。やはり、塗装による雪離れの違いがありそう。
・雪の飛び方が違う?
よくよく思い返してみると、作業中も以前のシューターでは、常に雪がバラバラに飛んでいましたが、新シューターだと、たまにまとまった飛び方している時がありました。
その飛び方は、ガバナスプリングを受領に行ったときに見かけた除雪機と同じ飛び方です。
・塗装が影響している?
オーガハウジング内のインペラ付近を見ると、雪がハウジングに張り付いている…。わがHS80のハウジングもインペラ周辺の塗装が痛んでおり、この部分に多くの雪が張り付いています。これが、ハウジングに張り付かない程度の雪離れになれば、もっと飛ぶのではないかと感じました。
総合すると、塗装の劣化によって飛びが悪くなっている可能性が高くなってきました…。結局自分で検証せずとも、ネットで整備屋さんや、詳しい人が書いている通りですね(^^;。K1用シューターは必要なかったかも…。
先日、シューターをK1用に入れ替えました。時間がなかったのでシューターワイヤーはそのまま、シューターのみ変更したのですが、シューターワイヤーの長さが異なるらしく、使用は可能なものの、コントロールパネルで一番下位置まで操作できません。最後から3段目くらいまでしかいかなくなってしまいました。
今回、たまたまワイヤーが付いて来ているので、時間があったら交換してみたいと思います。
・K1用シューターの効果は
さて、シューターの効果ですが、K1用シューターに変更後、2度ほど雪が降りました。
いずれもそれほど量が降っていないため、今ひとつ効果がわからないのですが、飛びに関しては、気持ちよくなったかな?程度で、ちょっと残念。
しかし、除雪作業後、シューターの内側を見ると、これまでは雪が付着していたものが全く付いていません。交換したK1用シューターは、これまで使っていたK0用シューターよりも内面の塗装状態がよい状態です。やはり、塗装による雪離れの違いがありそう。
・雪の飛び方が違う?
よくよく思い返してみると、作業中も以前のシューターでは、常に雪がバラバラに飛んでいましたが、新シューターだと、たまにまとまった飛び方している時がありました。
その飛び方は、ガバナスプリングを受領に行ったときに見かけた除雪機と同じ飛び方です。
・塗装が影響している?
オーガハウジング内のインペラ付近を見ると、雪がハウジングに張り付いている…。わがHS80のハウジングもインペラ周辺の塗装が痛んでおり、この部分に多くの雪が張り付いています。これが、ハウジングに張り付かない程度の雪離れになれば、もっと飛ぶのではないかと感じました。
総合すると、塗装の劣化によって飛びが悪くなっている可能性が高くなってきました…。結局自分で検証せずとも、ネットで整備屋さんや、詳しい人が書いている通りですね(^^;。K1用シューターは必要なかったかも…。
なるべく余計な手を入れず、原型機の姿を留めるのが私、tacarbonのモットーですが、投雪距離にこだわるあまり、HS80K1のシューターを購入してしまいました…。左がK1シューター、全高約60cm、右がK0シューター、全高約47cmです。
まぁ、すぐに戻せる流用だし、こちらを使っている間にK0のオリジナルの方の塗装を直してやったりできるのでよしとしましょう。
・HS80K0とHS80K1の違い
HS80K0(前期)とHS80K1(後期)は、外観的にはこのシューター、クローラー、コントロールパネル(バックが2速ある)あたりが大きく異なっていて、見分けるときのポイントです。
雪を飛ばすことに関連するオーガ、ブロア周りでは、私の知る限りだと、シューター、ブロアのインペラが異なっています。シューターは全体として13cm程、長くなっています。インペラは、K0のものが四角いベースプレート上に4枚羽となっているのに対し、K1のものは小型の円形ベースプレート上に3枚羽となっています。
・ベースプレートの大きさ
K1を使ったことがないので4枚羽と3枚羽の違いはよく分かりませんが、私の経験では、K0のインペラは、ベースプレートが大きいため、除雪作業後、雪を落としておかないとベースプレートとオーガハウジングの間に挟まった雪が凍結し、インペラが回転しなくなることがあり、この対策としてベースプレートが小さくされたものと思います。
シューター、もしくはインペラのいずれかもしくは双方の違いにより、カタログスペックの投雪距離12m(K0)と15m(K1)の違いになっているものと思われるので、今回シューターを交換してみることとしました。さて、効果のほどは?
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