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写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
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 発売当初、いいかも?、と思いつつも導入を検討していなかったLoweProスリングショット、5つ目のカメラバッグとして購入しました。

 なかなかこれは、というカメラバッグに出会うのは難しい。私の場合、前にも紹介しましたが、次の4つを使っています。
1 肩から下げるカメラバッグ(レンズつきカメラのみ収納)
2 ミノルタフラワーセットバッグ(レンズつきカメラ+レンズ1本)
3 Lowepro オフロード(レンズつきカメラ+最大レンズ4本程度)
4 Lowepro ミニトレッカー(旧)(ザック型。三脚の取り付けも可)

 基本、1+4で出ることが多いですが、撮影を主目的としない旅行では、4のミニトレッカー(旧)が、少々大げさなシーンが多く、もう少し目立たないものがほしいと思っていました。
 ミニトレッカーは、A80-200/2.8Gをフード展開状態で、カメラに付けたまま格納できるのがよい点ですが、出し入れにはザックをおろす必要があります。この際、もし三脚を付けているとさらに三脚の固定ベルトを一部はずす必要もあります。巨大なレンズを付けたまま収納可能ななのは魅力的ですが、小さな標準レンズでもこのプロセスになってしまい、ミニトレッカーに収納したカメラを迅速に使うことは困難です。
 私の場合、ポジ+デジタルで使うことが多いのでこの点もカバーできるものがあれば、と思っていました。

 そこで、スリングショットに手を出すことにしました。いくつかタイプがありますが、ミニトレッカーよりも小さく、かつ縦位置グリップつきα-7Digitalが収納可能(であるらしい)サイズであると思われたスリングショット202AWにすることにしました。

 さて、昨日到着し、サイズをミニトレッカーと比べてみると…
 横は若干小さく、スリムですが、縦はミニトレッカーより少し長いようです。縦長の分だけ小さく見えるのが救いだけれど、意外に大きいことがわかりました。
 最近、基本装備にしている、A17-35、A28-70/2.8G、A80-200/2.8G+ボディ1つを入れたらどうなるか試してみました。
 購入前、ニコンの70-200/2.8がぎりぎり入ったとの情報(この時点では、ボディにつけた状態と認識していましたが、誤認で、レンズ単体での話でした 11/11/2追記)を見ていたので、A80-200/2.8Gはいけるのでは、と思っていましたが、ボディに付けた状態でカメラ格納部に何とか入ります。フードは展開状態では当然無理で、逆付けにする必要があります。私の場合、プロテクターを付けているので、レンズの最小の長さ+プロテクター+キャップという長さになりますが、カメラ収納部の長さはぎりぎりであり、この状態では一応入るもののやや無理がある状態です。
 まぁ、基本的に外して輸送し、撮影と撮影の間のみ、この利用をする形であれば何とかなるでしょう。また、入れる際はキャップを外していれるようにすれば、4mm程度短くなるので少しマシになりますのでそういう運用でしょうか。
 しかし。他のレンズ使用中、レンズ単体状態のA80-200/2.8Gを入れておく場所が厳しい。カメラ収納部の両側が交換レンズを格納する格納庫になっていますが、通常の入れ方では両方に入りません。左側の格納庫の仕切を撤去し、カメラとの仕切も浮かせ、横に入れることで一応入りました。
 この場合、他のレンズを右側の格納庫に入れることになりますが、右側の格納庫は左側よりやや狭く、A28-70/2.8GやA17-35などの鏡胴サイズには少し厳しいようです。A80-200/2.8Gをレンズ格納庫部にしまうことは無理と判断しました。
 できれば、他の荷物用にあけておきたかったですが、A80-200/2.8Gを運用する場合、上部の三角スペースを使うしかなさそうです。
 ここであれば、A80-200/2.8Gは収納可能です。A17-35やA28-70/2.8Gのどちらかを左側格納庫、もう一方をボディに付けた上でカメラ格納部に収容することで収まりました。
 少し大きいミニトレッカーでは、この機材であれば余裕で収納できるので、やはり収納力はミニトレッカーに一歩譲ることが再認識されました。

 スリングショットにはもうひとつ、ミニトレッカーに比べて心配な点があります。それは、背負うベルトがワンショルダーになっていること。このため、一方の肩に負担が集中する心配があります。

 この点を検証すべく、本日、機材は上記のレンズ3本、プラス小型三脚、ボディはA700とA7+VC7、スリングショット202AW+1のカメラバッグでテスト撮影をしてきました。

 重量の面では、この量でも長時間になると肩が痛くなるため、スペース的にはまだまた余裕があるものの、機材の入れすぎは禁物であろうと感じました。
 
 しかしながら、撮影面では、フィルムとデジタルを両方使ってのスナップ撮影でしたが、威力を遺憾なく発揮し、かなりよいカメラバッグという感じがしています。1のカメラバッグとあまり変わらないスムーズさで取出しができ、A28-70/2.8G+花形フード(EW-78B改)を展開状態のまま取り出し、収納できる点が非常にポイント高いです。
 ミニトレッカーと状況に合わせて使い分けることで役立ちそうです。
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 少し前、ネット情報でショックなニュースをキャッチ。
 ASTIAの135サイズが製造中止…。
 粒子が現役で最小(でいいんですよね?)だったので、常に1本常備していたんですが。
 
 さて、遅ればせながら5本パックを購入しようと新潟のヨドバシカメラへ行きました。通常、FUJIフィルムは製造中止の情報を売り場で告知しているのですが(こんなことに慣れたくはないですが…)、ASTIA 135サイズについてはなし。5本パックは売っていないものの、単品は2本あり。
 あれれ?と思って店員に聞くと、「5本パックは製造中止だが、単品についての製造中止は聞いていない」とのこと。う~ん、そんなことはないはずだけど…。
 リバーサルの輝きに魅せられた者としては、誤情報でも信じたくなってしまいます…。
レンズ、ボディが高価なものを使っていながら、三脚が安定性が今ひとつの安物。腕が知れる、という記述を見たことがあります。

 僕もカメラ歴(物欲歴?)が長くなってきて、それなりの機材になりましたが、三脚はずーっと最初に3,000円で買った、VelbonのKVA-45という三脚を使用していました。
 
 この三脚、ステー付きで、ローアングルができないという旧式のものですが、それ以外にこれといった欠点も気にならず、使っていました。
 しかし、最近、子どもとともに旅行に行くようになると、この三脚が重く感じられ、軽量でローアルングルが可能、クイックシュー付きで、出来ればカーボンの脚がほしくなっていました。

 さて、条件を満たし、予算3万くらいで買えるカーボン三脚となるとそれほどありません。一脚がVelbonでこれまで使っていた三脚もVelbonなのでVelbonを中心に検討しましたが、同程度でSLIKの方が若干安いようです。
 最終的にSLIK製の方が精度が高い傾向であるという情報に後押しされ、SLIKの カーボン724EXを購入しました。

 さて、到着してもっとも楽しみだった体重測定。ふむ。1.86kg。では、KVA-45は?む?1.82kg?げっ。こっちの方が軽い!

 実は、KVA-45はアルミながら、軽量であることを中心に作られた三脚であるらしく、カーボン並に軽い三脚だったのです。

 クイックシューはどうだろうか。気を取り直し、後日テスト撮影に行きました。KVA-45に付属する雲台、PH-156は縦位置撮影では、右側にカメラが起きて、縦位置になります。724EXは、左側にカメラが起きて縦位置になります。
 縦位置グリップを使う私は、PH-156では三脚使用時に逆になってしまう点がちょっといやだったのですが、実はPH-156の方がこの点よいことがわかりました。
 というのも、左側にカメラが起きると、カメラねじが緩む方向に力がかかるため、重レンズを使用しているときにカメラねじが緩いと、カメラが下に向いてしまうことがあるのです。
 PH-156のように右側に起きると、逆に締め付ける方向になるため、緩みません。また、2重ロック式になっているため、クイックシューよりも強力に締め付けることができます。
 724EXの場合、滑らないように固定するのには注意が必要です。
 
 と、欠点ばかり書いていていますが、クイックシューはやはり威力絶大で、フィルムとデジタルを両方使う場合には迅速な撮影が可能で満足しています。もう少し724EXを使い込むとまた違ったよさがわかるのかも知れません。

 …しかしながら、KVA-45+PH-156、あなどれない…。
 無計画に改造したA28-70/2.8G用花形フード(EW-78B改と呼ぶことにします)ですが、ケラレはないのか。
 EW-78B改は全体としては、A100-400用フードのバヨネットを貼り付けた分だけ2mmほど長くなっています。EW-78Bの本来のバヨネットは内側。レンズ側バヨネットとレンズの関係がEF28-135とA28-70Gでは異なると思われるため、単純には判断できませんが、長くなっている分135フルサイズではケラレの可能性があります。
 このため、作成中から若干心配していたこの点を検証しました。

 ノーマルフードは、28mm画角の角部分を基本に作っていると思われるため、ノーマルフードと一番低い部分を比較することでケラレる可能性がわかると思い、寸法を測ってみました。ついでにDimage A2(28-200mm相当)とA24/2.8のフードの寸法も測ってみました。



 ノーマルフード 直径約105mm 高さ27mm 高さ/半径0.514
 EW-78B改    直径約95mm 高さ22mm 高さ/半径0.463

 DimageA2用   直径約65mm 高さ17mm 高さ/半径0.523
 A24/2.8用    直径約69mm 高さ12mm 高さ/半径0.348
 
 レンズ側バヨネットとレンズの位置関係、縦横比が異なると思われるため、DimageA2用やA24/2.8用とは単純な比較ができないとは思いますが、どうやらEW-78B改は若干浅いようでケラレの心配はなく、角の部分の遮光では甘さがあると思われます。しかしながら、24mm用よりは深いようなので、まぁ良しとすべきでしょうか。
 正確に芯出ししながら、EW-78Bの直径を大きく出来れば、当初の予定どおり短く切ったA100-400用フードをはめ込み、長さを調整するのがよかったのでしょう。
ノーマルフードの外観が気に入っているとか書いておきながら、結局、A28-70Gの花形フードを作ってしまいました。

 少し前、中古屋を巡っていると、キヤノンのEW-78Bという花形フードの中古を発見しました。このフード、28-135用だそうです。
つまり、135フルサイズで28mm画角。直径もかなり大きく、A28-70Gに使えそう。値段も1000円程度。5分くらい考えて購入しました。
 さて、持ち帰ってA28-70Gと合わせてみると、大きいと思っていたフードは実はぴったりサイズ。A100-400用のフードの基部をこのフードの内側にはめ込むように作ろうと思っていましたが、径が同じであることがわかりました…無計画はなはだし。しかも、ちょっと無理をして押し込むと、EF用バヨネットがA28-70Gのバヨネットにパチンとはまり込んで、このままでも花形フードとして使えそう。
 しかし、逆付けをするとまったく感触がなく、バヨネットが合わないようです。

 改造案としては、次の3つを考えました。

1 現バヨネットを追加・切削し合わせる。
2 プラ板で2重バヨネットを新造し、貼り付ける。
3 A100-400用フードのバヨネットを切断し、移植する。

 ほぼぴったり付く現状で、1が一番簡単そうですが、強度に問題がでそう。また、切り貼りに時間がかかりそう。
 2はA100-400用フードを犠牲にせずに作れる点がよさそうだけれど、黒いプラ板を持っていないこと、円形にくりぬく工具がないため、加工が難しそうなことが難点。
 3はA100-400のフードが犠牲になるものの、加工自体は簡単そう。
 ということで、時間があまりないため、最終的に3案で作成を開始しました。しかし、最近の僕はあまりにぐうたら。寝転んでA100-400のフードを糸のこぎりでカットし、寝転んだままカッターで調整。ミスでA100-400のフード基部は傷だらけになってしまいました。
 しかも、実は逆付けにはただ貼り付けるだけではだめで、EW-78Bのフードのバヨネット部内側をテーパー状に削らないとピントリングに接触してしまい、逆付けができないことがわかりました(無改造を取り付けた時に、感触がなかったのは、レンズ側バヨネットとフード側バヨネットが接触もしていなかったためでした…)。

 このため、ピントリングと接触しないよう、さらにクリアランスの確保のため、高さ2mmくらい残していたA100-400のフード基部について、フード部分を2重バヨネットぎりぎりまで水平に削った上、EW-78Bの内側を45度くらいの角度で削り、更にEW-78Bのレンズ側にある、0.2mm位の出っ張り部分も平に削ってようやく接触がなくなり、完成しました。

 あっさり書いていますが、糸のこ、サンドペーパーとカッターだけで加工したうえ、手抜きがたたり、力任せに削って滑り、指を負傷するは、接着剤を垂らすは、で散々でした…。  でも、全部で2時間くらいで完成し、短時間で作れた上、全体としては満足な出来になりました。

■花形フード検証編へ■
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