写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
SHARP デジタルコードレス電話機 子機修理編
・SHARP UX-D56CL
我が家の電話機は、UX-D56CLという、2006年7月発売の、すでに15年が経過したモデルです。FAX付き電話機親機(UX-D56)とコードレス子機(JD-KS11)1台のセットです。リビングに親機を置いて、2階の寝室に子機を置いて、問題なく使用していました。
・液晶が薄くなっていく
数年前、子機JD-KS11の液晶が薄くなってきました。液晶から出ているフレキと基盤の接続部の接触不良を疑い、一回分解、組み上げたところ、一応復活したので、予想通りだったのだろう、とその時は思いました。
・その後再発、以降まったく表示せず、液晶故障
しかし、その後冬になったころ、液晶が表示しなくなりました。液晶にはなにも表示されないものの、電話としては使用可能です。電源部の故障と考え、私には修理が無理かなぁと思い、そのまま使用していました。
・町内会の班長に
しかし、最近、町内会の班長になりました。ときどき電話が来るので、ナンバーディスプレイを使ったりするのに支障があるため、再修理を行ってみることにしました。
・再修理できず
とりあえず、何度か液晶接続部分を外して試してみましたが、表示が出ることはありませんでした。仕方がないので、オークションで液晶ユニットが生きていそうな個体を入手することにしました。私がチャレンジした時点(R2年9月)で、ジャンクっぽいもので1台1000円~3000円ほど。正常動作品は1万円くらいのものもあります。
液晶正常、スピーカーが不良のもの、子機のみ1台と、予備に動作確認なしのもの子機+充電器セットを1台の2台を落札しました。
・2台とも液晶不良
さて、届いてみて電源を入れてみると…。液晶正常の謳い文句だったスピーカー不良機の液晶が表示されません!むぅ。偽りあり…。では、動作確認なしの方は…。なんと、こちらも液晶の表示が不可です。どちらも他の機能には支障ない模様。結局手持ちと合わせ3台、同じ状態のものがそろってしまいました。
・JD-KS11の液晶は欠陥品では
オークションの出品状況を見てもほとんどが液晶不良。いくら古いとはいえ、故障率高すぎではないでしょうか。「JD-KS11 液晶」あたりで検索していると、後継機の子機、CJ-KV31の液晶修理記事が。液晶から出ているフレキの付け根の部分が剥がれ、導電しなくなっていることによる不良だそうです。
なるほど、私のKS11もおそらくこの状況では。本サイトでは、液晶付け根に圧着するためのパーツを挿入し、常に接触させることで修理していますが、私の液晶は、付け根を押したりしてみても表示が変化せず、事例機よりも重症のようです…。
・異方導電性接着剤(シート)
さらに検索していると、液晶のフレキを液晶に接着しているのは、異方導電性接着剤(シート)という、熱をかけながら圧力をかけると複数の層の導電体が接触し通電するようになり信号線を形成するが、他の部分は導通しない、という材質だということが分かりました。
さらに、異方導電性接着剤が剥がれてしまった液晶は修理可能であり、アイロンを使って再圧着修理を行っている事例が多くあることが分かりました。
では、私のJD-KS11の液晶も修理できるのでは?
・アイロンでの再圧着
さて、JD-KS11は3機あり、テストには事欠きません。とりあえず1機(3号機)の液晶部品を抽出しました。フレキがZ状に折り曲げられてコネクタに接続されていて、この折り畳み方が剥がれを呼んでいるような気がします。とりあえず、Zを伸ばさないで折り曲げたままにしたほうが良さそうなので畳んだ状態でアイロン台に。あて布をしようかとも思いましたが、直接行くことにしました。中-高ぐらいが良いそうですので、中高にセット。
十分温まったところで、アイロンの端を液晶のフレキ接続部分にあて、数秒おさえてから冷やしました。
・無事復活
Zをなるべく伸ばさないよう、修復した箇所に負担がかからないよう注意しながら組み上げ、テスト。
おお!液晶が復活しました。気をよくして1号機、2号機にも施工。
問題なく、3機とも復活!
・3機体制で運用
我が家は4LDKです。それほど大きくないので階段で大声を出せばすべての部屋と会話可能で必ずしも子機は必要ありませんが、内線として子供部屋、1階和室に配備しました。
なかなか便利です。
・3号機のスピーカー
1号機は、もともと我が家にあった子機。2号機は動作不良だった機体で、液晶が直った今、完動品となりました。残る3号機はスピーカー不良機です。
3号機も最大音量にすれば一応使える、という認識でしたが、数回使ってみたところ、実際に通話すると最大音量でも聞き取りづらく、3号機のスピーカーを修理したくなりました。
小型のスピーカーをインターネットで探すと、800円~1000円。送料も考えると中々な出費。しかもスピーカーの特性が良く判らないので今より改善する補償はありません。ならば、修理用のJD-KS11を入手し移植するのも1手(入手機の方が状態がよく、修理できないという無限ループの可能性も…)。
・漢字表示もほしい
さて、親機UX-D56は、漢字表示ができ、1つの登録に2つの電話番号が登録できるタイプです。子機JD-KS11は、カナ表示で1つの登録が表示できるタイプです。このため、親機から電話帳を転送すると、漢字部分と2つ目の電話番号が切り捨てられ登録されます。逆に子機から親機に電話帳を転送すると、カナと第1電話番号のみが親機に登録されます。
UX-D56と接続できる子機には、JD-KS11以外にもいくつかあり、特に似たタイプにJD-KS21というものがあります。JD-KS21はJD-KS11の上位互換で漢字が表示でき、電話番号が2つ登録できるタイプ。
これを4号機または3号機代機として欲しい…。
・JD-S10CL/W
JD-KS11とデザインが近い子機は、上位互換のJD-KS21ですが、JD-KS10という子機が存在していることを知りました。JD-KS10は、JD-S10Cの子機として付属している専用子機で、単品販売はされていないもののようです。外観はほぼJD-KS11/21と同じですが、JD-KS11では、ゴム丸ボタンだったものが、ボディ一体型の四角いプラスチックボタンに変更されてることと、一部のボタンにイルミネーションが入っていること。液晶もオレンジから白になっている点が異なっています。
しかし、表示関係は漢字が表示可能、第2電話番号も登録できるなど、JD-KS21とそっくりです。JD-KS21はあまりタマ数がありませんが、JD-KS10は結構なタマ数があり、値段も安い。ネット情報を調べると、UX-D56の子機としてJD-KS10を使っていた方がおり、接続はできそう。3号機代機、4号機としてこれを買ってしまえばいいのでは…。
・JD-S10CWを落札
うまい具合に程度のよいJD-S10CWの出品があり、落札できました。結果、2機のJD-KS10がやってきました。
早速テスト。記載の通りバッテリーが寿命であることを除けば、動作も問題なし。
例の隠しコマンド「決定*#1111」でUX-D56に接続。情報通り子機登録できました。
・年月日登録
さて、子機の時刻合わせ…ん?JD-KS11には無かったけれど、年月日も登録できるのか?では登録…「失敗しました」あれ?
どうやら、JD-KS10は、親機に通話機能や番号ボタンがないため、子機から親機に時刻を登録する仕様のようです。このため、年月日も設定できるようになっていますが、我が家のUX-D56は子機からの時刻登録を受け付けず、このようになるようです。なるほど…。
・電話帳の転送機能がない
では、親機から電話帳を転送…「子機を確認してください」。2、3回試しましたがエラーになります。ではほかの子機から転送ならばどうだろう。…結論的には、こちらもだめです。規格が変わったのか、JD-KS10に電話帳を転送できません。
むぅ。個別登録はいやだなぁ。せめて、JD-KS10同士はどうだ?あれ、「転送」コマンドがない…。
インターネットを調べたところ、JD-KS10には転送機能がなく、JD-S10CWは2個の子機JD-KS10があるわけですが、転送ができないため、同じ番号を双方で登録するしかないそうです。
そうか…。まぁ、固定電話で新しい電話番号登録はそんなにしないからいいか。
・親機の呼び出し
では、試しに親機を呼び出してみようと「内線」ボタンを押す。子機1…子機4。親機が選択できません。そう、JD-S10Cの親機は受話器やボタンがないため、親機を呼び出す必要がなく、内線で呼び出せるようになっていないようです。このため、UX-D56で使う場合はKD-KS10から親機への内線ができないことが分かりました。
ちなみに、親機からJD-KS10を呼び出すと、JD-KS10のディスプレイには「子機5」として表示され、通話はできました。
・UX-D56とJD-KS10の組み合わせは一部難あり
漢字表示ができ、基本機能上は子機として使用できますが、上記のとおり、電話帳転送機能がない、内線で親機を呼び出せないという問題がありました。片方のJD-KS10のスピーカーをスピーカー不良の3号機に移植することも考えましたが、JD-KS10の程度が良いため、勿体無いと考え、この案は中止しました。
・JUNK4台セット
やはりJD-KS21が必要。しかしあまり高いのは…と思いながらオークション等を検索。JD-KS21はタマ数が少なく1件しかありません。これは、SHARPの子機4台JUNKのセットで、JD-KS11、JD-KS21、JD-KS17、JD-KS25です。値段は3K。少し高い感じです。
JD-KS11は動作不良。JD-KS21、JD-KS17、JD-KS25は「液晶の不良」、「文字の表示がされない」、とのこと。JD-KS11以外はいずれも液晶系?
JD-KS11の動作不良の内容が気になりますが、スピーカーは使えそう。JD-KS21の液晶は例の作戦で治るとすれば、JD-KS11の修理、JD-KS21購入で1台1.5k。JD-KS17、JD-KS25は充電器がないので、仮に修理ができてもまたコストがかかってしまう。ハードオフ等で処分すればいいか…。
とおおむねそのように考え、落札しました。
・JD-KS11以外は動作品
さて、到着して早速電池を入れてテスト。JD-KS11は電源が入りません。完全な故障機のようです。これならば気兼ねなくスピーカーを摘出できます。
主役のJD-KS21のテスト。…液晶の表示は正常。その他の動作も異常無いようです。ただ、液晶の背景に水がしみ込んだような跡があります。液晶の裏にある、白いシートの反射板?が汚れているようです。これが「液晶不良」か。
少し想定と違いましたが、JD-KS11の液晶部を分解した経験から、この部分は電源が入らないJD-KS11の液晶から移植して直りそう。
JD-KS17、JD-KS25も試してみる。…なんと、2台とも正常に表示がでます。異常なし。「液晶不良」と「文字の表示されません」はどういうことなんだろう?例の異方導電性接着剤が剥がれ気味でいずれは症状がでるんでしょうか。なんにせよ、とりあえず充電器があれば、この2機も使えます。
・JD-KS11 3号機の修理とJD-KS21の修理
早速JD-KS11を分解、スピーカーと液晶モジュールを摘出。スピーカーを3号機に移植しました。液晶モジュールを分解し、白いシートとLEDの反射プレートを取り出しました。
続いてJD-KS21を分解して液晶モジュールを取り出し、さらに分解。…JD-KS11と全く同じ造りだと思っていましたが、少し造りが違います。カナ表示から漢字表示になっているのでフレキのピッチが細かいことは想像していましたが、LEDの反射プレートが違います。そして、JS-KS11にはない、基盤と一体化する白いシートシールのような部品が追加されていました。
この白いシートシールと、もう一つの白いシート、LED反射プレート、液晶モジュールになにかベトベトした液体のようなものが付いていて、これが液晶の汚れとして見えていたようです。ゴムの加水分解か、油のようなものをこぼしてしみ込んだもののようです。
なるべくふき取り、液晶モジュール、白いシートとシートシールは復旧できましたが、LED反射プレートは綺麗な状態になりません。この部品はあきらめるしかなさそう。ものが違うのは明白ですが、JD-KS11のプレートでも使えそうな印象。JD-KS11のプレートを入れて組み上げました。
結果、JD-KS21の液晶も綺麗になりました!。JD-KS11 3号機も他のJD-KS11と同様のボリュームで聞こえるようになり、ばっちりです!
・今更の2.4GHz子機体制
なんだかんだで結構お金がかかってしまいましたが、UX-D56+子機4台(JD-KS11×3、JD-KS21×1)の体制が整いました。
・SHARP UX-D56CL
我が家の電話機は、UX-D56CLという、2006年7月発売の、すでに15年が経過したモデルです。FAX付き電話機親機(UX-D56)とコードレス子機(JD-KS11)1台のセットです。リビングに親機を置いて、2階の寝室に子機を置いて、問題なく使用していました。
・液晶が薄くなっていく
数年前、子機JD-KS11の液晶が薄くなってきました。液晶から出ているフレキと基盤の接続部の接触不良を疑い、一回分解、組み上げたところ、一応復活したので、予想通りだったのだろう、とその時は思いました。
・その後再発、以降まったく表示せず、液晶故障
しかし、その後冬になったころ、液晶が表示しなくなりました。液晶にはなにも表示されないものの、電話としては使用可能です。電源部の故障と考え、私には修理が無理かなぁと思い、そのまま使用していました。
・町内会の班長に
しかし、最近、町内会の班長になりました。ときどき電話が来るので、ナンバーディスプレイを使ったりするのに支障があるため、再修理を行ってみることにしました。
・再修理できず
とりあえず、何度か液晶接続部分を外して試してみましたが、表示が出ることはありませんでした。仕方がないので、オークションで液晶ユニットが生きていそうな個体を入手することにしました。私がチャレンジした時点(R2年9月)で、ジャンクっぽいもので1台1000円~3000円ほど。正常動作品は1万円くらいのものもあります。
液晶正常、スピーカーが不良のもの、子機のみ1台と、予備に動作確認なしのもの子機+充電器セットを1台の2台を落札しました。
・2台とも液晶不良
さて、届いてみて電源を入れてみると…。液晶正常の謳い文句だったスピーカー不良機の液晶が表示されません!むぅ。偽りあり…。では、動作確認なしの方は…。なんと、こちらも液晶の表示が不可です。どちらも他の機能には支障ない模様。結局手持ちと合わせ3台、同じ状態のものがそろってしまいました。
・JD-KS11の液晶は欠陥品では
オークションの出品状況を見てもほとんどが液晶不良。いくら古いとはいえ、故障率高すぎではないでしょうか。「JD-KS11 液晶」あたりで検索していると、後継機の子機、CJ-KV31の液晶修理記事が。液晶から出ているフレキの付け根の部分が剥がれ、導電しなくなっていることによる不良だそうです。
なるほど、私のKS11もおそらくこの状況では。本サイトでは、液晶付け根に圧着するためのパーツを挿入し、常に接触させることで修理していますが、私の液晶は、付け根を押したりしてみても表示が変化せず、事例機よりも重症のようです…。
・異方導電性接着剤(シート)
さらに検索していると、液晶のフレキを液晶に接着しているのは、異方導電性接着剤(シート)という、熱をかけながら圧力をかけると複数の層の導電体が接触し通電するようになり信号線を形成するが、他の部分は導通しない、という材質だということが分かりました。
さらに、異方導電性接着剤が剥がれてしまった液晶は修理可能であり、アイロンを使って再圧着修理を行っている事例が多くあることが分かりました。
では、私のJD-KS11の液晶も修理できるのでは?
・アイロンでの再圧着
さて、JD-KS11は3機あり、テストには事欠きません。とりあえず1機(3号機)の液晶部品を抽出しました。フレキがZ状に折り曲げられてコネクタに接続されていて、この折り畳み方が剥がれを呼んでいるような気がします。とりあえず、Zを伸ばさないで折り曲げたままにしたほうが良さそうなので畳んだ状態でアイロン台に。あて布をしようかとも思いましたが、直接行くことにしました。中-高ぐらいが良いそうですので、中高にセット。
十分温まったところで、アイロンの端を液晶のフレキ接続部分にあて、数秒おさえてから冷やしました。
・無事復活
Zをなるべく伸ばさないよう、修復した箇所に負担がかからないよう注意しながら組み上げ、テスト。
おお!液晶が復活しました。気をよくして1号機、2号機にも施工。
問題なく、3機とも復活!
・3機体制で運用
我が家は4LDKです。それほど大きくないので階段で大声を出せばすべての部屋と会話可能で必ずしも子機は必要ありませんが、内線として子供部屋、1階和室に配備しました。
なかなか便利です。
・3号機のスピーカー
1号機は、もともと我が家にあった子機。2号機は動作不良だった機体で、液晶が直った今、完動品となりました。残る3号機はスピーカー不良機です。
3号機も最大音量にすれば一応使える、という認識でしたが、数回使ってみたところ、実際に通話すると最大音量でも聞き取りづらく、3号機のスピーカーを修理したくなりました。
小型のスピーカーをインターネットで探すと、800円~1000円。送料も考えると中々な出費。しかもスピーカーの特性が良く判らないので今より改善する補償はありません。ならば、修理用のJD-KS11を入手し移植するのも1手(入手機の方が状態がよく、修理できないという無限ループの可能性も…)。
・漢字表示もほしい
さて、親機UX-D56は、漢字表示ができ、1つの登録に2つの電話番号が登録できるタイプです。子機JD-KS11は、カナ表示で1つの登録が表示できるタイプです。このため、親機から電話帳を転送すると、漢字部分と2つ目の電話番号が切り捨てられ登録されます。逆に子機から親機に電話帳を転送すると、カナと第1電話番号のみが親機に登録されます。
UX-D56と接続できる子機には、JD-KS11以外にもいくつかあり、特に似たタイプにJD-KS21というものがあります。JD-KS21はJD-KS11の上位互換で漢字が表示でき、電話番号が2つ登録できるタイプ。
これを4号機または3号機代機として欲しい…。
・JD-S10CL/W
JD-KS11とデザインが近い子機は、上位互換のJD-KS21ですが、JD-KS10という子機が存在していることを知りました。JD-KS10は、JD-S10Cの子機として付属している専用子機で、単品販売はされていないもののようです。外観はほぼJD-KS11/21と同じですが、JD-KS11では、ゴム丸ボタンだったものが、ボディ一体型の四角いプラスチックボタンに変更されてることと、一部のボタンにイルミネーションが入っていること。液晶もオレンジから白になっている点が異なっています。
しかし、表示関係は漢字が表示可能、第2電話番号も登録できるなど、JD-KS21とそっくりです。JD-KS21はあまりタマ数がありませんが、JD-KS10は結構なタマ数があり、値段も安い。ネット情報を調べると、UX-D56の子機としてJD-KS10を使っていた方がおり、接続はできそう。3号機代機、4号機としてこれを買ってしまえばいいのでは…。
・JD-S10CWを落札
うまい具合に程度のよいJD-S10CWの出品があり、落札できました。結果、2機のJD-KS10がやってきました。
早速テスト。記載の通りバッテリーが寿命であることを除けば、動作も問題なし。
例の隠しコマンド「決定*#1111」でUX-D56に接続。情報通り子機登録できました。
・年月日登録
さて、子機の時刻合わせ…ん?JD-KS11には無かったけれど、年月日も登録できるのか?では登録…「失敗しました」あれ?
どうやら、JD-KS10は、親機に通話機能や番号ボタンがないため、子機から親機に時刻を登録する仕様のようです。このため、年月日も設定できるようになっていますが、我が家のUX-D56は子機からの時刻登録を受け付けず、このようになるようです。なるほど…。
・電話帳の転送機能がない
では、親機から電話帳を転送…「子機を確認してください」。2、3回試しましたがエラーになります。ではほかの子機から転送ならばどうだろう。…結論的には、こちらもだめです。規格が変わったのか、JD-KS10に電話帳を転送できません。
むぅ。個別登録はいやだなぁ。せめて、JD-KS10同士はどうだ?あれ、「転送」コマンドがない…。
インターネットを調べたところ、JD-KS10には転送機能がなく、JD-S10CWは2個の子機JD-KS10があるわけですが、転送ができないため、同じ番号を双方で登録するしかないそうです。
そうか…。まぁ、固定電話で新しい電話番号登録はそんなにしないからいいか。
・親機の呼び出し
では、試しに親機を呼び出してみようと「内線」ボタンを押す。子機1…子機4。親機が選択できません。そう、JD-S10Cの親機は受話器やボタンがないため、親機を呼び出す必要がなく、内線で呼び出せるようになっていないようです。このため、UX-D56で使う場合はKD-KS10から親機への内線ができないことが分かりました。
ちなみに、親機からJD-KS10を呼び出すと、JD-KS10のディスプレイには「子機5」として表示され、通話はできました。
・UX-D56とJD-KS10の組み合わせは一部難あり
漢字表示ができ、基本機能上は子機として使用できますが、上記のとおり、電話帳転送機能がない、内線で親機を呼び出せないという問題がありました。片方のJD-KS10のスピーカーをスピーカー不良の3号機に移植することも考えましたが、JD-KS10の程度が良いため、勿体無いと考え、この案は中止しました。
・JUNK4台セット
やはりJD-KS21が必要。しかしあまり高いのは…と思いながらオークション等を検索。JD-KS21はタマ数が少なく1件しかありません。これは、SHARPの子機4台JUNKのセットで、JD-KS11、JD-KS21、JD-KS17、JD-KS25です。値段は3K。少し高い感じです。
JD-KS11は動作不良。JD-KS21、JD-KS17、JD-KS25は「液晶の不良」、「文字の表示がされない」、とのこと。JD-KS11以外はいずれも液晶系?
JD-KS11の動作不良の内容が気になりますが、スピーカーは使えそう。JD-KS21の液晶は例の作戦で治るとすれば、JD-KS11の修理、JD-KS21購入で1台1.5k。JD-KS17、JD-KS25は充電器がないので、仮に修理ができてもまたコストがかかってしまう。ハードオフ等で処分すればいいか…。
とおおむねそのように考え、落札しました。
・JD-KS11以外は動作品
さて、到着して早速電池を入れてテスト。JD-KS11は電源が入りません。完全な故障機のようです。これならば気兼ねなくスピーカーを摘出できます。
主役のJD-KS21のテスト。…液晶の表示は正常。その他の動作も異常無いようです。ただ、液晶の背景に水がしみ込んだような跡があります。液晶の裏にある、白いシートの反射板?が汚れているようです。これが「液晶不良」か。
少し想定と違いましたが、JD-KS11の液晶部を分解した経験から、この部分は電源が入らないJD-KS11の液晶から移植して直りそう。
JD-KS17、JD-KS25も試してみる。…なんと、2台とも正常に表示がでます。異常なし。「液晶不良」と「文字の表示されません」はどういうことなんだろう?例の異方導電性接着剤が剥がれ気味でいずれは症状がでるんでしょうか。なんにせよ、とりあえず充電器があれば、この2機も使えます。
・JD-KS11 3号機の修理とJD-KS21の修理
早速JD-KS11を分解、スピーカーと液晶モジュールを摘出。スピーカーを3号機に移植しました。液晶モジュールを分解し、白いシートとLEDの反射プレートを取り出しました。
続いてJD-KS21を分解して液晶モジュールを取り出し、さらに分解。…JD-KS11と全く同じ造りだと思っていましたが、少し造りが違います。カナ表示から漢字表示になっているのでフレキのピッチが細かいことは想像していましたが、LEDの反射プレートが違います。そして、JS-KS11にはない、基盤と一体化する白いシートシールのような部品が追加されていました。
この白いシートシールと、もう一つの白いシート、LED反射プレート、液晶モジュールになにかベトベトした液体のようなものが付いていて、これが液晶の汚れとして見えていたようです。ゴムの加水分解か、油のようなものをこぼしてしみ込んだもののようです。
なるべくふき取り、液晶モジュール、白いシートとシートシールは復旧できましたが、LED反射プレートは綺麗な状態になりません。この部品はあきらめるしかなさそう。ものが違うのは明白ですが、JD-KS11のプレートでも使えそうな印象。JD-KS11のプレートを入れて組み上げました。
結果、JD-KS21の液晶も綺麗になりました!。JD-KS11 3号機も他のJD-KS11と同様のボリュームで聞こえるようになり、ばっちりです!
・今更の2.4GHz子機体制
なんだかんだで結構お金がかかってしまいましたが、UX-D56+子機4台(JD-KS11×3、JD-KS21×1)の体制が整いました。
PR
・三段三脚は便利
少し前、三段三脚である初代カルマーニュ630(CM630)を運用したところ、思っていた以上に便利であることに気が付きました。我が家に初めて来たカーボン三脚、カルマーニュ640(CM640)の運用で、カーボン三脚は著しく軽い、ということがわかっていましたが、ガタイ的にはそれよりも大きく、重く見えるCM630は、想像以上に軽く、負担にならない三脚でした。
・もう少し小さな三段三脚はないものか
利便性と裏腹な所がありますが、唯一、気になるのは縮めた時のサイズ、縮長。CM630よりやや小さい三段三脚があればなぁ。などと思っていました。私的には、これまで縮長優先で、四段三脚を選んでいました。しかし、三段三脚の便利さを知ってしまった今、この矛盾する思いに答えてくれる三段三脚はないものか。
そんな時、別の用件で行ったOffHouse。三脚コーナーに見慣れたカルマーニュシリーズっぽいロックナット。なんだろう…。
・カルマーニュG5300withPH-G40V
手に取ってみてみると、カルマーニュG5300(CarmagneG5300・CMG5300)でした。
重量は、やはり軽い。CM640とほぼ変わらなく感じるCM630に比べても軽い気がしました。
この個体の状態は、ひとつの足の付け根が緩くなっていること以外は、美品といえる状態。雲台は PH-G40Vというセット販売専用品で、コルクの四隅が剥がれていたり、傷が多かったりという品ですが、使用にあたって障害となるような異常はない模様(この時はよく分かりませんでしたが、チルトハンドルとサイドチルトハンドルを繋げる部分も加水分解でドロドロになっていました)。専用ケースもついています。全体としては完動品です。
CM630の購入時よりもはるかにきれいな状態。先日、CM630を買ったばかりですが、なかなかの出物です。5シリーズということで、パイプ径は25mm中小型の部類。中型28mmのCM630よりも小さいに違いない。足はレンチで締めればすぐ直るし、これよさそう…。
・一旦スルー
しかし、CM630を悩んで買ったばかりであり、さらに三脚を購入するのはいかがなものか…。縮長が短い三脚が必要な時は、CM640やCM540を持っていけばいい…。ライトな常識的判断で、一旦あきらめることにしました。
・悩む
一旦、家に帰って悩む…。もう私の毎度のパターンですが、三段三脚メインと考えたとき、CM630はやはり中型。このころ良く使っていたD40/Xには大げさ。
また、私のCM630は、初期型のため、エレベーターコラムが分割できず、最低地上高が高い。縮長が少しでも小さくて、中小型の三段三脚があってもいいのでは…。
大まかには、こんな考えに至り、翌日、再度OHへ。そして購入してしまいました。
・縮長はCM630と変わらない!
購入してよく見てみると、あまり小ささが感じられない…。では、と実際にCM630と並べてみると、縮長は同じ!。我が家のCM630には、グリップスポンジがないのですが、CMG5300はスポンジ装備。このため、外見的には脚径も同じように見え、見た目のゴツさ、大きさともほぼ同じということになってしまいました。
ちなみに、伸長も、エレベーター含めた最大高もほぼ同じです。
・そもそもカルマーニュG5300/G5400とは…
入門用という位置づけとなっている三段のG5300とG5400。発売時期は、ネオ・カルマーニュシリーズが発売になったころ。
ネオ・カルマーニュシリーズは、インナージャットパイプによる、供回りしない構造、やや大型化したナットが特徴です。ネオ・カルマーニュシリーズに切り替わった時、切り替え前の材料処分のためなどで発売されたのがG5300初代やG5400初代で、旧カルマーニュシリーズの540ELや530と同等品であるようです。後継機種では、ネオ・カルマーニュシリーズ同様のインナージャットパイプ使用になっていくので、すべてのGシリーズが、非インナージャットパイプというわけでもないということになります。
私的には、インナージャットパイプは上段を緩めたまま下段を締めているとインナージャットパイプの破損につながることもあるという情報から、結局上段、下段の順で操作する必要があるため、インナージャットでなくてもよいと思っています。
・雲台(PH-G40V)の修理・加工
付属しているPH-G40V。この雲台は単体販売しておらず、セット販売専用品のようです。最近でも、PH-G40Dというクイックシュー可された製品で継続販売されていました。
PH-460B同様、チルトハンドル、サイドチルトハンドルとも大きく、操作性がいい感じの雲台ですが、ケース収容時にはサイドチルトハンドルを外して、チルトハンドルに連結しておく仕様となっています。
締め付けの確実性のためか、サイドチルトハンドルを外すためにはかなり回転させる必要があり、いやだと思うほどではないですが、時間がかかるのが気になっています。
店頭販売時点では、ケースに入っていなかったので入れてみようとサイドチルトハンドルを連結しようとすると…。チルトハンドルの中に入っていて、サイドチルトハンドルを保持するゴム部品がドロドロ。加水分解です。
・ゴム部品を除去
仕方ないので、工具などを用い、悪戦苦闘しながらゴム部品を除去しました。続いて考えないといけないのは、このゴム部品の機能の復元。コストの面からDIY対応はできないものか…。消しゴムなどを用いて何となく固定できる方法に目途がつきましたが、ゴミの混入やチルトハンドルのプラスチックが溶ける恐れが。
・PH-G40D Nのサイドチルトハンドルが短くなっている!
ふとカメラのキタムラで見かけた後継製品のPH-G40D N。よく見るとサイドチルトハンドルが短い。これはケースにそのまま入れらるよう、短くなっているそうです。これいいなぁ。ハンドルだけベルボンから買おうか…。いや、まて、今のハンドルをある程度切ってしまえばいいのでは、と思いつきました。
・PH-G40Vのサイドチルトハンドル切断
チルトハンドルは先の部品が入れられるよう、グリップの先端が筒状になっており、サイドチルトハンドルも形状は同様です。この筒状の部分であれば切断は容易。ノコギリを用いて2cm弱切断してみました。残ったグリップがあれば、締め付けにも支障ありません。
ケースには外さずに入るようになりました。切断面をヤスリで面取りし、もともとのように加工。四隅の剥がれていた座面コルクについても一旦剥がして両面テープで再貼り付けして完成。
・メイン三脚
D40/XやαSweetDigitalなどの軽量機材を使うことが多くなっているため、CM630よりもCMG5300を持ち出す機会が多くなり、我が家のメイン三脚となっています
(この記事は、2019年9月ごろです)
・ULTRAminiQに雲台をつけたら
息子が集めているガンダムコンバージのフィギュアを撮るにあたり、PolePod2からミニ三脚ULTRAminiQを取り外し、3Way雲台のほうがやりやすそうと、PH-G40Vスペシャルをつけて撮影しました。
撮影終了後、雲台を外そうとすると…外れない!。
エレベーター固定ノブをキツく締めても、エレベーターコラムごと回ってしまいます。出先だったのでとりあえずあきらめ、家に帰ってからレンチでやればすぐとれるだろうと思いそのまま家に。
到着後、ウォーターポンププライヤーで緩めようとしたところ、やはり外れない。
本格的に噛んでしまいました…orz。
ULTRAminiQは、エレベーターが少しだけ動くのですが、コラムの分割機能がなく、エンドキャップも外れないため、エレベーターコラムを抜くことができません。これが抜ければたぶんすぐに緩められるのに…。
プライヤーにゴムシートを挟んでみたり、テープを巻いてみたり、いろいろな策を講じましたが、やはりエレベーターコラムの掴める部分が1cmくらいと短すぎてうまくいきません。万策尽きた…。ベルボン送りか。
・PolePod3では改良されている?
ミニ三脚部は同じと思っていたPolePod3。しかし、ミニ三脚部はULTRAminiQとは違うモデルになっており、エレベーターコラムが分離可能だそうです。これならば、噛んでも大丈夫…。いいなぁ。
・コブラレンチなるものが
摩擦力が高いレンチないかなぁ、と思って何となくインターネットを見ていると、コブラレンチなる、ゴムベルトを使う工具があることを知りました。
ふむ、これなら傷もつかないし、いいかも。1cmくらいの幅で、直径10mmから使えるのもある。これいけそう。いってみよう。
・コブラレンチ到着
さて、さっそく試してみる。まずはエレベータを最低にし、コラムの下側を下部に出した状態でコラムにゴムベルトをかけ、コブラレンチ使用。
す、滑る…。一応使用範囲に入っているものの、直径が約1センチで円周も短く摩擦力が得られず、ゴムベルトが滑って本来の性能を発揮できていない模様。何度か試しましたが、外れません…。
・雲台直下なら?
意気消沈しながら、先人のコブラレンチの使い方を見ていると、回す部分の近くにゴムベルトを掛けたほうがよいとのこと。私のケースでは、雲台直下。しかし、ここは狭すぎて工具が入らなそうだったので下部を試しましたが、やはりここでいくしかない。
ULTRAminiQのエレベーター作動範囲は約10mm。かなり狭いですが、エレベーターを伸ばして、ここにかけてみました。ゴムベルトの幅はOKですが、グリップ部分は少し幅が広いためギリギリです。無理やり突っ込み、回してみます。1回目失敗、2回目。ついに緩みました!
・雲台のかじりには要注意
そんなに強く締めたつもりはないのですが。他の三脚なら、エレベーターコラムを掴んで回せばすぐに取れるのですが、ULTRAminiQはエレベーターコラムが短すぎて要注意です!
息子が集めているガンダムコンバージのフィギュアを撮るにあたり、PolePod2からミニ三脚ULTRAminiQを取り外し、3Way雲台のほうがやりやすそうと、PH-G40Vスペシャルをつけて撮影しました。
撮影終了後、雲台を外そうとすると…外れない!。
エレベーター固定ノブをキツく締めても、エレベーターコラムごと回ってしまいます。出先だったのでとりあえずあきらめ、家に帰ってからレンチでやればすぐとれるだろうと思いそのまま家に。
到着後、ウォーターポンププライヤーで緩めようとしたところ、やはり外れない。
本格的に噛んでしまいました…orz。
ULTRAminiQは、エレベーターが少しだけ動くのですが、コラムの分割機能がなく、エンドキャップも外れないため、エレベーターコラムを抜くことができません。これが抜ければたぶんすぐに緩められるのに…。
プライヤーにゴムシートを挟んでみたり、テープを巻いてみたり、いろいろな策を講じましたが、やはりエレベーターコラムの掴める部分が1cmくらいと短すぎてうまくいきません。万策尽きた…。ベルボン送りか。
・PolePod3では改良されている?
ミニ三脚部は同じと思っていたPolePod3。しかし、ミニ三脚部はULTRAminiQとは違うモデルになっており、エレベーターコラムが分離可能だそうです。これならば、噛んでも大丈夫…。いいなぁ。
・コブラレンチなるものが
摩擦力が高いレンチないかなぁ、と思って何となくインターネットを見ていると、コブラレンチなる、ゴムベルトを使う工具があることを知りました。
ふむ、これなら傷もつかないし、いいかも。1cmくらいの幅で、直径10mmから使えるのもある。これいけそう。いってみよう。
・コブラレンチ到着
さて、さっそく試してみる。まずはエレベータを最低にし、コラムの下側を下部に出した状態でコラムにゴムベルトをかけ、コブラレンチ使用。
す、滑る…。一応使用範囲に入っているものの、直径が約1センチで円周も短く摩擦力が得られず、ゴムベルトが滑って本来の性能を発揮できていない模様。何度か試しましたが、外れません…。
・雲台直下なら?
意気消沈しながら、先人のコブラレンチの使い方を見ていると、回す部分の近くにゴムベルトを掛けたほうがよいとのこと。私のケースでは、雲台直下。しかし、ここは狭すぎて工具が入らなそうだったので下部を試しましたが、やはりここでいくしかない。
ULTRAminiQのエレベーター作動範囲は約10mm。かなり狭いですが、エレベーターを伸ばして、ここにかけてみました。ゴムベルトの幅はOKですが、グリップ部分は少し幅が広いためギリギリです。無理やり突っ込み、回してみます。1回目失敗、2回目。ついに緩みました!
・雲台のかじりには要注意
そんなに強く締めたつもりはないのですが。他の三脚なら、エレベーターコラムを掴んで回せばすぐに取れるのですが、ULTRAminiQはエレベーターコラムが短すぎて要注意です!
・SLIK製のミニ三脚
我が家にある、ミニ三脚は、SLIK製です。SLIKが嫌いというわけではないのですが、この三脚には不満な点が。それは、雲台が交換できないこと。
一頃、私の中で自由雲台ブームとなっており、3way雲台よりも縦位置にしやすい自由雲台がベストと思っていた時期がありました。パンハンドル付きで縦位置にもできない雲台がついたこの三脚はだめ、と思っていました。
実際のところ、このサイズの三脚では、仮に雲台で縦位置にできても、重心が三脚中心から大きく動くため、転倒してしまいます。
・L型ブラケット
しかし、小型三脚でも、縦位置にできる良い方法があります。それはL型ブラケットを使うこと。我が家ではBR-Qです。これを使うと雲台は通常の方向のまま、カメラだけを縦位置、横位置に設置でき、重心はほぼそのままです。
・微妙な水平あわせ、開脚度ロック
BR-Q導入後、ミニ三脚を活用しようと検討すると、SLIKの三脚は、微妙な水平あわせができないこと、足の開脚度が最も開いた状態でしか設定できないことが気になりました。 これらを解決できる、Velbon製のミニ三脚をオークションで探すことにしました。
・PolePod2
以前、オークションでかなり安く出ていたはずのミニ三脚。今回検索してもいいのがありません。ふと見つけたのがPolePod2。これは、ベルボンのミニ三脚ULTRAminiQと一脚をセットにした製品だそうです。
カーボン一脚を持っており、一脚は必要はないので、これのミニ三脚部分だけを使えばよい、と思い、雲台が欠品だったPolePod2を落札しました。
・欠品だらけ
さて、届いてみると、当然雲台は欠品。そして写真ではよく見えませんでしたが、一脚の雲台部分に付ける交換可能なカメラネジも欠品でした。このままでは雲台が取り付けられず、ポールポッドとしては使えません。
写真にはなかったのでこちらも当然ですが、一脚用のゴム石突も欠品。このため、一脚としても使用不可。ミニ三脚としての使用しかできません。まぁ、当初の予定通りといえば、予定通りですが。しかしながら、せっかく買ったので、一脚としても使用できるよう、パーツを取り寄せることにしました。いつも通り、ベルボン・オンラインで…あれハクバ?
・いつのまにかVelbonが
ベルボンオンラインの画面は変化していませんが、ハクバの文字が。親会社、ハクバだっけ?
調べてみると、昨年中にベルボンが事業譲渡して、ハクバが引き継いだのだそう。
以前から、ベルボンの三脚をハクバがOEM販売していたりと近い間柄だというのは感じていました。しかし、それであるならば、事業譲渡という部分が少し腑に落ちない感が。子会社化や経営統合という形ではなく、事業譲渡で、ベルボン自体は事業を終了するそう。
非常に面倒見のいい会社だったので残念です。ハクバにはぜひそのまま継続してもらいたいです。
さてさて、運営主体はどうであれ、このサービスはこれまでどおり。石突、三脚ねじ(長、短)、ケースと欠品だったパーツを取り寄せました。
・なかなかいい買い物だったかも
購入時は、あくまでミニ三脚としてしか見ておらず、期待していなかったポールポットとしての機能ですが、いろいろと調べてみると確かに便利かも。これから娘の小学校卒業式や中学校の入学式があるので、そのような時に便利に使えそうです。
・確かに安定性はいまひとつ
道具としては確かに便利ですが、立てた時の安定性は少し不安がある感じです。他の方のレポートにもあるとおり、カメラをつけてその場を離れるのは危険。設置場所がコンクリートやアスファルトなどでは、多少心配が少ないものの、草や土の上だと風が無くとも倒れそうです。カメラを乗せた際は、すぐそばにいる必要がありそうです。
あくまで足付一脚なので三脚並みの安定性はないのは仕方ないところだと思います。
・脚部にUT-63Qを使うと
ウェッブページでは、脚部を他のベルボンのミニ三脚(ULTRA353miniなど)に変えている例があります。確かにULTRAminiQよりも足を伸ばせるミニ三脚ならばさらに安定するのでしょう。しかし、ミニ三脚は足が細いので、足がしなってグラグラしそう。きっと根本解決にはならない?
ふと我が家を見渡すと、UT-63Qが。…これが使えるのでは?
UT-63Qを基部にしてみると、安定性が段違い。UT-63Qも6段目まで行くとかなり細くなりますが、2段目くらいだとまだまだ太い。2段目で試してみましたが、ULTRAminiQとは段違いの安定性です。試しませんでしたが、3段目まで広げれば、そばを離れることもできるのでは?設置面積が大きくなって、本来の趣旨を見失いそうですが…。
ちなみに、UT-63Qを使っても、足が折り返せるので、収納状態もそれほど長くなりません。エレベーター部が短くならないので、miniQの場合よりも長くなりますが、収納状態で73cmほど。標準だと68cmくらいなので、5cmほど長くなるだけで、収納状態も悪くない…しかし、重量は相当増します(増えた重量は下部重量なので、重心を下げる面ではプラスですが)。
フラッシュスタンドにも使おうと思っていましたが、フラッシュスタンドにするときは、脚部がUT-63Qのほうがいいかも?
・一脚部はさかさまにしなくても
ポールポッド状態から、一脚状態にするために、カメラねじの付け替え、雲台の移動、ゴム石突の取付が必要です。私の写真では付けっぱなしになっていますが、本来一脚用のストラップも外す必要があります。
SLIKの製品は、一脚時にネジの付け替えをしないで良いよう、雲台基部にネジを一体化し、石突は、ネジ穴になっています。
ベルボン方式の方が、スタンドモードから一脚モードへのハンドリングは不利…なのですが、たぶん、ベルボンは一脚部分をさかさまにしない方法も想定しているのでは?
確かにポールポッド標準方式である重量がある太パイプ側を下にしたほうが、重量バランス的にはよく、安定するのでしょうが、三脚と違って、そもそも的に、それほど安定している機材ではありません。原則、手を添える必要があります。安定性の面では、パイプ径や接触面積による強度の問題は些細な事であり、三脚ほど安定していないことを前提するならば、安定性よりも利便性に着目し、一脚モードと同じ方向、上から太いパイプとなっていた方が、一脚時のグリップも、ストラップも使えて便利です。
この向きであれば、一脚にしたくなっても、下部のミニ三脚を外してゴム石突に変えるだけ。SLIK方式であっても雲台を移動する必要がありますが、この方式なら雲台もそのままでよいので、モード変更もより迅速で、機動性があって便利そうです。私はこの運用にしてみようと思います。
今年の冬は、大変な大雪。除雪機もネタがけっこうありますが、今回は三脚です。
・キタムラ
最近、EOS Kiss Digital(KD)シリーズが我が家の主役となっています。家の近くのキタムラは、安くて使用頻度が低そうなD200があったり、欲しいと思っていた広角ズームがナイスなタイミングで出ていたりと、私が欲しいと思っているモノが行ったときにある危険な場所です。
先日も、すでにKD(シルバー)、KDN(シルバー)、KDX(ブラック)、EOS350D(ブラック)の4機があるにもかかわらず、2kできれいなKDX(シルバー)を発見。KDXに心を惹かれ…。しかし、4機同様の機体があるので、さすがにスルーすることに。
・行ってみると
しかし、やはり気になっていたKDX。大雪やらでしばらく行けなかったキタムラへ行ってみると、すでに売れていました。めでたし、めでたし(やたらめったら買っているようですが、行き場がないオールドデジカメが誰かに活用してもらえるならそれでよい、とも思っています)。
「まぁ、よかった」と思い、帰ろうとすると、足元にベルボンの三脚が。どんな三脚だろう
・カルマーニュ540EL(Carmgane540EL)
手に取ってみてみると、Carmagne540EL。雲台はPH-250B、専用ケースとストーンバッグが付いています。足は供回りするインナージャットでないタイプ。カルマーニュ540(CM540初代)はかなり古い三脚ですが、発売当初、携帯性がよく剛性もあったことからよく売れたようです。しかし、携帯性と裏腹に高さが足りないことが不満だったと思われます。
その結果、発売された縮長が長くなるものの、高さが少し高いバージョン、それがCarmagne540EL(CM540EL)だと思います。
ストーンバッグに45thAnniversaryの文字があり、足の塗装もメタリックなもので仕上げが同じことから、手持ちのCarmagne640 IIIE(CM640)と同じく、NEOカルマーニュに代わる少し前のものだと思われます。
伸ばしてみると、高さはほぼCM640と同じ。私が現在持っているCM540初代よりも高さがあります。
私はCarmagneシリーズをたくさん持っていますが、中でもCM540初代はお気に入りの部類です。当初は、NEO Carmagne740、CM640とCM540初代という構成であったため、小さくて機動性のあるCM540初代は何かと重宝しました。
しかしながら、少し前に追加購入したEL Carmagne443(CM443)は、4シリーズであるため、携帯性はCM540初代よりもよく、高さもCM540初代とほぼ同じであるため、CM540初代はかなり中途半端な立ち位置になっていました。
・少し背の高い540が欲しい…
剛性はCM540初代のほうが高いものの、高さはCM443と同じ。本格的に撮ろうと思ってCM540を持っていくともう少し高いといいな、と思う場面が多く、結局中型のCM640となってしまいます。
とにかく荷物を減らしたい場合にはCM443、少し本格撮影ではCM640となり、CM540初代はどうしても使用頻度が低くなるのです。
最近は、KDシリーズやD40/Xを使うことが多く、CM640ではちょっと大げさな感じもしており、少し長いCM540があればなぁ、と思っていました。
・一度スルーするものの結局購入
CM540初代も気に入っており、最近は三脚もあんまり使えるシーンもないし…。一旦スルーすることにしました。
しかし、帰り道、いろいろ考える…。最近は、軽量チームメインで使っているし、CM540ELならばメインで使えるのではないか。傷も少ない美品だったし。買った後、惜しいけれどもCM540初代と雲台(PH-250B)を売却すれば、差額も小さくなるのでは…。
CM540ELは、大半のCM640などの中型が必要ない場面で我が家のメイン三脚ともなりえる、良い三脚なのでは。
家に帰り、CM540に別れを告げて車に積載し、再度キタムラへ。CM540初代とPH-250Bを売却し、差額でCM540ELを購入しました。
・雲台はPH-G40Vスペシャル
PH-250Bもかっこよくて、少し惜しい気もしていましたが、我が家にはCarmagne5300についてきた、PH-G40Vがあります。これも取り立てて高性能な雲台ではないのですが、はがれていた座面コルクを貼りなおしたり、サイドチルトハンドルをショート化してケースに入れる際に外さなくてよくした私スペシャルなPH-G40Vです。このほか、5シリーズ用の自由雲台が2つあるため、使わないであろうPH-250Bは売却することにしました。
・ケース#G44
以前の記事にも書きましたが、CM540用に少し前にケース#G44(G44)を購入しました。
CM540ELには、付属ケースもついてきていますが、G44は縦に持つための取っ手があったり、若干のクッション材が入っていたりと付属ケースよりやや良いケースです。
できればこちらを使用したい。CM540には少し余裕のあったこのケースですが、CM540ELはこのケースに入るのでしょうか…。
試してみると、自由雲台ならばOKですが、やはり縮長が長くなったため、PH-G40V装備では厳しい。一応サイドチルトハンドルを外せば、入ることは入ります。しかし、我が家のPH-G40Vは、サイドチルトハンドルを外してチルトハンドルにつなげることができないため(接続部が加水分解で破損。このためハンドルをショート化しました)、外さない前提です。
ということで入らなくなったため、540ELは付属ケースを使用することにして、G44は、El Carmagne440用として使うことにしました。
・キタムラ
最近、EOS Kiss Digital(KD)シリーズが我が家の主役となっています。家の近くのキタムラは、安くて使用頻度が低そうなD200があったり、欲しいと思っていた広角ズームがナイスなタイミングで出ていたりと、私が欲しいと思っているモノが行ったときにある危険な場所です。
先日も、すでにKD(シルバー)、KDN(シルバー)、KDX(ブラック)、EOS350D(ブラック)の4機があるにもかかわらず、2kできれいなKDX(シルバー)を発見。KDXに心を惹かれ…。しかし、4機同様の機体があるので、さすがにスルーすることに。
・行ってみると
しかし、やはり気になっていたKDX。大雪やらでしばらく行けなかったキタムラへ行ってみると、すでに売れていました。めでたし、めでたし(やたらめったら買っているようですが、行き場がないオールドデジカメが誰かに活用してもらえるならそれでよい、とも思っています)。
「まぁ、よかった」と思い、帰ろうとすると、足元にベルボンの三脚が。どんな三脚だろう
・カルマーニュ540EL(Carmgane540EL)
手に取ってみてみると、Carmagne540EL。雲台はPH-250B、専用ケースとストーンバッグが付いています。足は供回りするインナージャットでないタイプ。カルマーニュ540(CM540初代)はかなり古い三脚ですが、発売当初、携帯性がよく剛性もあったことからよく売れたようです。しかし、携帯性と裏腹に高さが足りないことが不満だったと思われます。
その結果、発売された縮長が長くなるものの、高さが少し高いバージョン、それがCarmagne540EL(CM540EL)だと思います。
ストーンバッグに45thAnniversaryの文字があり、足の塗装もメタリックなもので仕上げが同じことから、手持ちのCarmagne640 IIIE(CM640)と同じく、NEOカルマーニュに代わる少し前のものだと思われます。
伸ばしてみると、高さはほぼCM640と同じ。私が現在持っているCM540初代よりも高さがあります。
私はCarmagneシリーズをたくさん持っていますが、中でもCM540初代はお気に入りの部類です。当初は、NEO Carmagne740、CM640とCM540初代という構成であったため、小さくて機動性のあるCM540初代は何かと重宝しました。
しかしながら、少し前に追加購入したEL Carmagne443(CM443)は、4シリーズであるため、携帯性はCM540初代よりもよく、高さもCM540初代とほぼ同じであるため、CM540初代はかなり中途半端な立ち位置になっていました。
・少し背の高い540が欲しい…
剛性はCM540初代のほうが高いものの、高さはCM443と同じ。本格的に撮ろうと思ってCM540を持っていくともう少し高いといいな、と思う場面が多く、結局中型のCM640となってしまいます。
とにかく荷物を減らしたい場合にはCM443、少し本格撮影ではCM640となり、CM540初代はどうしても使用頻度が低くなるのです。
最近は、KDシリーズやD40/Xを使うことが多く、CM640ではちょっと大げさな感じもしており、少し長いCM540があればなぁ、と思っていました。
・一度スルーするものの結局購入
CM540初代も気に入っており、最近は三脚もあんまり使えるシーンもないし…。一旦スルーすることにしました。
しかし、帰り道、いろいろ考える…。最近は、軽量チームメインで使っているし、CM540ELならばメインで使えるのではないか。傷も少ない美品だったし。買った後、惜しいけれどもCM540初代と雲台(PH-250B)を売却すれば、差額も小さくなるのでは…。
CM540ELは、大半のCM640などの中型が必要ない場面で我が家のメイン三脚ともなりえる、良い三脚なのでは。
家に帰り、CM540に別れを告げて車に積載し、再度キタムラへ。CM540初代とPH-250Bを売却し、差額でCM540ELを購入しました。
・雲台はPH-G40Vスペシャル
PH-250Bもかっこよくて、少し惜しい気もしていましたが、我が家にはCarmagne5300についてきた、PH-G40Vがあります。これも取り立てて高性能な雲台ではないのですが、はがれていた座面コルクを貼りなおしたり、サイドチルトハンドルをショート化してケースに入れる際に外さなくてよくした私スペシャルなPH-G40Vです。このほか、5シリーズ用の自由雲台が2つあるため、使わないであろうPH-250Bは売却することにしました。
・ケース#G44
以前の記事にも書きましたが、CM540用に少し前にケース#G44(G44)を購入しました。
CM540ELには、付属ケースもついてきていますが、G44は縦に持つための取っ手があったり、若干のクッション材が入っていたりと付属ケースよりやや良いケースです。
できればこちらを使用したい。CM540には少し余裕のあったこのケースですが、CM540ELはこのケースに入るのでしょうか…。
試してみると、自由雲台ならばOKですが、やはり縮長が長くなったため、PH-G40V装備では厳しい。一応サイドチルトハンドルを外せば、入ることは入ります。しかし、我が家のPH-G40Vは、サイドチルトハンドルを外してチルトハンドルにつなげることができないため(接続部が加水分解で破損。このためハンドルをショート化しました)、外さない前提です。
ということで入らなくなったため、540ELは付属ケースを使用することにして、G44は、El Carmagne440用として使うことにしました。
カレンダー
10 | 2024/11 | 12 |
S | M | T | W | T | F | S |
---|---|---|---|---|---|---|
1 | 2 | |||||
3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 |
10 | 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 |
17 | 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 |
24 | 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 |
カテゴリー
フリーエリア
最新CM
[02/24 富澤昭久]
[03/11 brian]
[12/10 Nerv]
[12/09 Nerv]
[01/28 toropusu]
最新記事
(08/18)
(07/10)
(06/28)
(06/28)
(05/29)
最新TB
プロフィール
HN:
tacarbon
性別:
男性
趣味:
史跡めぐり、写真ほか
自己紹介:
まとまりの無いブログですみません…
ブログ内検索
最古記事
(05/12)
(05/12)
(05/12)
(05/13)
(05/13)
P R