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写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
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・三段三脚は便利
 少し前、三段三脚である初代カルマーニュ630(CM630)を運用したところ、思っていた以上に便利であることに気が付きました。我が家に初めて来たカーボン三脚、カルマーニュ640(CM640)の運用で、カーボン三脚は著しく軽い、ということがわかっていましたが、ガタイ的にはそれよりも大きく、重く見えるCM630は、想像以上に軽く、負担にならない三脚でした。

・もう少し小さな三段三脚はないものか
 利便性と裏腹な所がありますが、唯一、気になるのは縮めた時のサイズ、縮長。CM630よりやや小さい三段三脚があればなぁ。などと思っていました。私的には、これまで縮長優先で、四段三脚を選んでいました。しかし、三段三脚の便利さを知ってしまった今、この矛盾する思いに答えてくれる三段三脚はないものか。
 そんな時、別の用件で行ったOffHouse。三脚コーナーに見慣れたカルマーニュシリーズっぽいロックナット。なんだろう…。

・カルマーニュG5300withPH-G40V
 手に取ってみてみると、カルマーニュG5300(CarmagneG5300・CMG5300)でした。
 重量は、やはり軽い。CM640とほぼ変わらなく感じるCM630に比べても軽い気がしました。
 この個体の状態は、ひとつの足の付け根が緩くなっていること以外は、美品といえる状態。雲台は PH-G40Vというセット販売専用品で、コルクの四隅が剥がれていたり、傷が多かったりという品ですが、使用にあたって障害となるような異常はない模様(この時はよく分かりませんでしたが、チルトハンドルとサイドチルトハンドルを繋げる部分も加水分解でドロドロになっていました)。専用ケースもついています。全体としては完動品です。
 CM630の購入時よりもはるかにきれいな状態。先日、CM630を買ったばかりですが、なかなかの出物です。5シリーズということで、パイプ径は25mm中小型の部類。中型28mmのCM630よりも小さいに違いない。足はレンチで締めればすぐ直るし、これよさそう…。

・一旦スルー
 しかし、CM630を悩んで買ったばかりであり、さらに三脚を購入するのはいかがなものか…。縮長が短い三脚が必要な時は、CM640やCM540を持っていけばいい…。ライトな常識的判断で、一旦あきらめることにしました。

・悩む
 一旦、家に帰って悩む…。もう私の毎度のパターンですが、三段三脚メインと考えたとき、CM630はやはり中型。このころ良く使っていたD40/Xには大げさ。
 また、私のCM630は、初期型のため、エレベーターコラムが分割できず、最低地上高が高い。縮長が少しでも小さくて、中小型の三段三脚があってもいいのでは…。
 大まかには、こんな考えに至り、翌日、再度OHへ。そして購入してしまいました。

・縮長はCM630と変わらない!
 購入してよく見てみると、あまり小ささが感じられない…。では、と実際にCM630と並べてみると、縮長は同じ!。我が家のCM630には、グリップスポンジがないのですが、CMG5300はスポンジ装備。このため、外見的には脚径も同じように見え、見た目のゴツさ、大きさともほぼ同じということになってしまいました。
 ちなみに、伸長も、エレベーター含めた最大高もほぼ同じです。

・そもそもカルマーニュG5300/G5400とは…
 入門用という位置づけとなっている三段のG5300とG5400。発売時期は、ネオ・カルマーニュシリーズが発売になったころ。
 ネオ・カルマーニュシリーズは、インナージャットパイプによる、供回りしない構造、やや大型化したナットが特徴です。ネオ・カルマーニュシリーズに切り替わった時、切り替え前の材料処分のためなどで発売されたのがG5300初代やG5400初代で、旧カルマーニュシリーズの540ELや530と同等品であるようです。後継機種では、ネオ・カルマーニュシリーズ同様のインナージャットパイプ使用になっていくので、すべてのGシリーズが、非インナージャットパイプというわけでもないということになります。
 私的には、インナージャットパイプは上段を緩めたまま下段を締めているとインナージャットパイプの破損につながることもあるという情報から、結局上段、下段の順で操作する必要があるため、インナージャットでなくてもよいと思っています。

・雲台(PH-G40V)の修理・加工
 付属しているPH-G40V。この雲台は単体販売しておらず、セット販売専用品のようです。最近でも、PH-G40Dというクイックシュー可された製品で継続販売されていました。
 PH-460B同様、チルトハンドル、サイドチルトハンドルとも大きく、操作性がいい感じの雲台ですが、ケース収容時にはサイドチルトハンドルを外して、チルトハンドルに連結しておく仕様となっています。
 締め付けの確実性のためか、サイドチルトハンドルを外すためにはかなり回転させる必要があり、いやだと思うほどではないですが、時間がかかるのが気になっています。
 店頭販売時点では、ケースに入っていなかったので入れてみようとサイドチルトハンドルを連結しようとすると…。チルトハンドルの中に入っていて、サイドチルトハンドルを保持するゴム部品がドロドロ。加水分解です。

・ゴム部品を除去
 仕方ないので、工具などを用い、悪戦苦闘しながらゴム部品を除去しました。続いて考えないといけないのは、このゴム部品の機能の復元。コストの面からDIY対応はできないものか…。消しゴムなどを用いて何となく固定できる方法に目途がつきましたが、ゴミの混入やチルトハンドルのプラスチックが溶ける恐れが。

・PH-G40D Nのサイドチルトハンドルが短くなっている!
 ふとカメラのキタムラで見かけた後継製品のPH-G40D N。よく見るとサイドチルトハンドルが短い。これはケースにそのまま入れらるよう、短くなっているそうです。これいいなぁ。ハンドルだけベルボンから買おうか…。いや、まて、今のハンドルをある程度切ってしまえばいいのでは、と思いつきました。

・PH-G40Vのサイドチルトハンドル切断
 チルトハンドルは先の部品が入れられるよう、グリップの先端が筒状になっており、サイドチルトハンドルも形状は同様です。この筒状の部分であれば切断は容易。ノコギリを用いて2cm弱切断してみました。残ったグリップがあれば、締め付けにも支障ありません。
 ケースには外さずに入るようになりました。切断面をヤスリで面取りし、もともとのように加工。四隅の剥がれていた座面コルクについても一旦剥がして両面テープで再貼り付けして完成。


・メイン三脚
 D40/XやαSweetDigitalなどの軽量機材を使うことが多くなっているため、CM630よりもCMG5300を持ち出す機会が多くなり、我が家のメイン三脚となっています
(この記事は、2019年9月ごろです)
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