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写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
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 せっかくサブミラーずれを修理していただいた、A-9000 2号機ですが、テストのフィルムを取り終わる前にAFモーターが鳴くようになってしまいました。
 あまり頻繁に使うわけではないのでこれでもいいのですが、直るものなら直したい…。ネットで情報を収集しました。

 結論としては、AF鳴きの修復はかなり困難。AFモーター、関連するギア部分を整備するには、ユニットを取り出す必要があり、これは非常に深い部分についていて、どうやらミラーボックスを外さないと出来ないようです。
 
 そこまで分解できるか、私の技量の点も怪しいですが、せっかく調整してもらったAF測距系がずれる可能性大です。これは避けたい…。保管しているA-9000 3号機を先に分解し、大きな分解をせず、ギアに給油する方法を検討しました。
 
 結果、かなり困難ですが、2箇所ほど可能性のある場所を発見しました。
 一つ目は、大きな分解をせずにいける場所で、ミラーボックス下部、AF受光窓のある部分、正面から見えている小さな2本のビス(マウントのすぐ内側)を外し(1本は、絞り連動レバーを動かしながら回す必要があります)、ミラーを上げながら、ミラーボックス底部のプレートをずらすと、このプレートを外すことができ、その部分の右側からAF駆動軸を稼動するギアにアクセスできます。奥のほうにも空間が続いていますが、よく見えないため、給油は困難です。さしあたり見えているギアに少量のグリスをつけてテストしてみましたが、音に変化はありませんでした。

 もう一箇所は、外装系を外した部分です。エプロン、マウントを外し(手順としては、トップカバー、アンダーカバー、レリーズソケット部カバー、マウント、エプロンの順です)、レンズ脱着ボタンに連動し、AF軸を下げるレバー2つを外して、その下部にある小さなプレートを外すとAF軸の先ほどのミラーボックス経由の対角線ぐらいの位置にあるギアが見えます(写真)。



 非常に狭い隙間で、ギアは1つか2つくらいしか見えません。ですが、ここからαシリーズの使い方の透視図などで推測すると、カメラ下部方向に見えているギアの裏にもう一枚ギアがあるはずで、見えているギアと裏のギアに給油できればかなりの部分に給油できると考え、ギアの位置を推測しながら、細い導線にグリスをつけて隙間からこの2つのギアに少量給油してみました。
 なお、この隙間のカメラ上方に見えているギアのようなものがおそらく距離エンコーダーだと思われるので、ここにグリスが付かないように注意しました(といっても、AFの駆動の結果、そっちに飛んだりするかもしれませんが…)。

 結果は、当初はあまり音が変わらず、失敗したと思い、ブログにアップしないつもりでしたが、数日前からAF鳴きが収まったため、一応備忘録として掲載します。
 枯れたブログなのでこれを参考になにかなさる方もいないとは思いますが、給油にCRC(KURE-5-56など)はやめたほうが良いです。長期的にプラスチックギアその他をぼろぼろにしますし、距離エンコーダーにも浸出します。念のために申し添えます。

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 今回はFマウントです。
 A300/2.8G以降、資金が底をついているのが主な理由であろうと思いますが、あまり新機材を投入しようという気が起こらず、しばらくおだやかな日々でした。
 しかし、先日、入院の機会があり、入院のお供にαSweetDigital(A-SD)とA35/2を持っていき、単焦点レンズ1本のみで撮影してきたところ、なかなかよい感じの写真があり、口径の大きな単焦点レンズを改めて見直しました。そして、Fマウントにも1本欲しいなぁ、と気持ちが盛り上がってしまいました。

 退院の日、それまで敬遠していた近所のハードオフへ行ってみると、Fマウントの50/1.4が2種類ほど。値段は20kほどです。かなりふらふらっとしました(病みあがり?)が、Fマウントの知識がないので、その場はなんとか自重し、踏みとどまりました。
 
家で調べてみると、Fマウントでは50mmの大口径レンズはMFを含めるとかなりの種類があり、画質にあまり拘りのない私、いろいろ選べることになります。
 利便性、価格を考えると、やはりDタイプのAi50/1.4Dが良いのではないか、と結論に至りました。
 本レンズは、先のハードオフにあった2種類のうちの一方です。
 衝動買いすればすぐに使える…。強力な誘惑でしたが、オークション等も物色。ふむ、程度の悪いのであれば12k位から買えるのか、適当なのは…と物色すると、送料込み、フィルター付き16k。ふむ、これが良さそう、とオークションで入手しました。
 
 実際の品物を見ていないので不安でしたが、届いてみると美品レベルです。品物には満足しましたが、このレンズ、フードがオプションです。現在はオプションのねじ込みラバーフードが推奨されているよう。ラバーフードもきっと使えばよい所が見えるのでしょうが、私的には劣化して破けたりすることが心配です。手元にあるオリンパスのメタルフードがステップアップリングを使うと使えそう。ステップアップリングを物色していると…。
 
 ふむふむ、HS-7やHS-9,HS-12といったニコンのメタルフードが使えるらしい。しかも、スナップオンで便利、かつ値段も手ごろ。1.2kほどなので、ステップアップリングを0.5k出して買うぐらいならこっちのほうが良さそう。
 最終的にHS-9を購入しました。写真はD200+50/1.4D+HS-9です。試しに数枚撮りましたが、やはり単焦点よいですね。A50/1.4と比較してみなければ…。
 さてさて、しばらく使わなかったA-9000にフィルムを入れて撮影しようかな、と思い、防湿庫から取り出しました。A24-105をつけて、窓の外にフォーカス。
 我が家のA-9000は、スクリーンをスプリットイメージにしているのですが、スプリットイメージが完全に一致しないところで、AFが合焦サインを出します。
 これには、少し前から気がついていましたが、スプリットイメージ自体にも誤差があることを知っていたので、それだろうな、と思っていました。
 
 …それにしては誤差が大きいのでは?とこの時初めて気がつきました。そういえばこのA-9000 2号機で撮った写真はどれもピントがイマイチ。これもCENTURIA200などを使っているせいだと思っていましたが、よく考えてみると、AFもしくはMFでもAFの合焦サインを参考にシャッターを切っている私。
 AFの合焦ポイントがずれていて、すべてピンぼけになっているのではないか、とようやく思い至りました。

 現在のA-9000は2号機になるわけですが、液漏れで破損してしまった先代A-9000 1号機は、目に見えて合焦ポイントがずれていた為、入手後すぐに修理しましたが、1号機を失い、2号機を整備し、使用するにあたり、合焦ポイントの修理はしていません。むぅ。原因として濃厚。

 最近はほとんどデジタルを使用していることもあり、少し悩みましたが、やはり修理すべきと決断し、修理に出しました。

 このたびは、YCSさんに依頼しました。

 本日、戻ってきました。試しに室内でフォーカス。うむ、スプリットイメージがぴったり重なる場所で合焦サイン。見事です。これは期待できそう。早速撮影せねば。

 …と、A-9000 2号機を眺めていたところ、シャッターボタンとセルフタイマースイッチの間に、クラックを発見!(T-T)。さらによく見るとシャッターボタンの前方が少し窪んでいる。
 これは、アタリか?それとも経年劣化?いままで気がつかなかった…。
 クラックは別として、くぼみは指のかかりを良くする加工のようにも見えるので、一応保管している3号機と比較。
 3号機はフラットです。やはり、2号機のシャッターボタン周辺はトップカバーが破損しているようです。
 3号機のトップカバーと替えちゃおうかなぁ、と一瞬考えましたが、3号機を良く見ると、トップカバーに破損はないものの、ペンタ部はキズだらけ。総じて3号機のトップカバーは状態がよくありません。
 さしあたり使用には問題ないので、ゆっくり部品を探したいと思います。 
 さてさて、写真でも撮ってからこの記事、と思っていましたが、このままだと記載することがなくなってしまうかもしれないのでさしあたり写真なしで。

 半ば衝動的にA300/2.8Gを購入してしまったわけですが、以前にもA300/4Gの記事で、「サンニッパをもし買った場合にはカメラバッグを検討せねば」と書いたように、運用にあたっては輸送方法を考える必要があります。

 現在、殆どのケースでスリングショット202AWまたはパスポートスリングで出かけており、出番が減っていたコンプトレッカーAW。もちろんA300/2.8Gではスリングショット、パスポートスリングには無理があり、コンプトレッカーAW一択です。
 基本どおり中央のカメラ格納部に、A300/2.8G+A900を入れてみると…。いける!余裕があります。しかもフード展開状態でも収納可能。
 A300/2.8G(HS)は、内蔵フードのため、若干フードが短い感があり、延長フードも少し検討していますが、延長フードを仮につけたとしてもたぶん展開状態でいけそうです。これはすごい。

 ということで、A300/2.8Gを運用する場合のカメラバッグは私の場合、コンプトレッカーAWで決まり、となりました。さて、実際に撮影に行ってみると…。
 
 先日は、どんな写真を撮るかも良く分からず、しかもなるべく画質を良くしたかったので大口径ズーム、A17-35/3.5G、A28-70/2.8G、A80-200/2.8Gを基本に、A300/2.8Gという組み合わせで、しかもレンズ交換の時間をなるべくかけたくなかった為、3台のカメラを持ち出し、3台に広角、望遠、標準ズームをそれぞれつけて撮影しました。
 一番サイズの小さい、A17-35/3.5G+A-7Dをエツミ(ガンホルダー型のカメラバッグ)にいれて肩から下げ、コンプトレッカーAWにはA80-200/2.8G+A900、A28-70/2.8G+A700を入れて背負いました。
 この組み合わせで、中央のカメラ格納部にしまうと、上下に入れることで一応入るものの、高さの限界でかなり無理があり、機材が壊れそうです。1日目はちょっと心配しつつもこれで使用していましたが、帰ってきてふとネットを散策していると、通常、レンズを格納する、右側と左側の格納部にレンズつきカメラを縦にしていれている方が!。なるほど、深さは少し不足気味ですが、蓋が柔らかいのでこれもアリです。気がつかなかった。
 
 この収納方法を使うと、A300/2.8G+A900を中央、右側にA80-200/2.8G+A700を収納するなど、コンプトレッカーAWの収容力はすさまじいものがあります。2日目以降はこの方法で輸送しましたが、カメラにストレスは小さく、出し入れは快適です。ううむ。後は私の体が持つかどうか、だけが心配。重量が…。
 実際に訪問した古代寺院についても記事にしていないものが多いのに、未訪問の国分寺について記事にしていいものか(^^;。若干の葛藤はありますが、気の向くままに。

 少し前、石田茂作氏の「東大寺と国分寺」という本を入手しました。その中に、国分寺の例がいくつか掲載されているわけですが、石田先生は駿河国分寺として片山廃寺を断定しておられます。

 私的には駿河国分寺については、現状ではいくつかの候補地があり、片山廃寺もその一つ、というように認識していたので意外でした。
 一般には、片山廃寺は規模、年代的には国分寺の様相であるが、塔跡が発見されないため、国分寺と断定されがたく、国分寺でない場合、豪族の氏寺であろうというところだと思います。

 対して、石田先生は、主に伽藍配置が出雲国分寺などの国分寺式(東大寺式)配置の伽藍配置であること、条里制に従う方2町の寺域、講堂、金堂の心々距離による地割、瓦当の文様から確信されています。

 また、未発見とされる塔跡を、金堂の東に設定しておられます。ただ、塔跡と断定されているわけではないので、これがこの後、新たな発掘等で、塔跡ではないと否定されたのでしょうか?機会を見つけて発掘報告書を確認してみたいところです。

 さて、金堂東の塔跡は、なにか別の建物など、どうやら違うようですが、地割を中心とした先生の分析を読ませていただくと、私も片山廃寺が駿河国分寺であろうと思うわけです。先生がこの本を著した段階では、現在ほど情報がなかったこともあり、基本的にすべての国分寺が国分寺式配置であろうと述べられている点は、一部否定されてしまっているわけですが(大官大寺式の上総国分寺、美濃国分寺など)、その一方、大部分の国分寺はおそらく先生が言われるように国分寺式配置で細かな配置もかなり共通しており、法隆寺式配置とされる下総国分寺などは研究により覆る可能性を秘めているように思います。

 そして、ネット情報によりますと、近年、片山廃寺の金堂南東方向に、南北約16.5mの掘り込み地業跡が発見され、塔跡の可能性があるとのこと。金堂南東方向に塔を置くことは、標準的な国分寺式配置。ほぼ間違いないと思われます。今後の追加調査に期待です。
 ううむ。片山廃寺、行ってみたい…。
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