よいレンズは、ファインダーで見たイメージよりもさらに良いものが写る…。最近、そんな感じがしています。このレンズ、購入翌日に何気に木の幹をテスト撮影してみたのですが、臨場感がすごくて、何気ない被写体だったはずの木の幹がこんなに魅力的だったっけ?という感じに感じたことが印象的です。
この臨場感、ちょっとこのレンズ独特?…お気に入りなレンズです。
さてさて、28-70Gには、丸型のフードが付属しています。28mmの画角にあわせ、非常に浅い物になっていますが、通常のズームに比べると直径が大きく設定されていて特に大きなフードになっています。このフードが役に立たないと非難を受けることが多いようです。
ミノルタではカスタムフードとしてこのフードを花形に延長したものも発売していました。今でもたまにオークションに出ますが、異常な高値です。
そのため、フードの取り付け径が同じ、STFのフードを改造してこのレンズの花形フードを作っている人もいます。
僕も作ろうかなと計画したことがあります。
A85Gのフードも取り付け径が同じ。なのでフードの深さ的にはA85Gのフードをベースにする方がよいように思われたので、85GのフードをA28-70/2.8Gにつけてみるとフォーカスホールドボタンがあたってしまい、逆付けができません。STFのフードは持っていませんが、外観を見る限り、おそらく同じ状態になるのではないでしょうか。改造した人は多分、逆付けしていないんでしょうね。
続いて次の案。比較的簡単に作れそうな案としてA20/2.8のフードを延長したらどうかと思って付けてみました。しかし…28-70Gのバヨネットは、上位置がいい加減な設定のようで、20mmのフードだと位置がずれてしまい、大きな加工が必要になることが判りました。良く観察してみると、20mmなどの花形フード装着レンズは、フードの「MINOLTA」ロゴが真上に来るようになっていますが、85Gや28-70Gなどの丸型フード系は、少しずれています。カスタムフードの写真を良く見ると、ロゴの位置と花弁にずれがあることから、この状態で正常のようです。
こんな検討をしているうちに、ノーマルフードの方がクラシックな外観でかっこいいと思うようになってきたこと、ただでさえ大きくて目立つので少しでも目立たずに使え、収納が便利であり、使いやすいことの方が大事に思うようになってきました。
画質的にも、このレンズの場合、フレアカッターが十分に機能しているようで、画質への寄与は実用上低いと思われることから花形へのこだわりが無くなってしまいました。
…といっておきながら、最近、ジャンク屋で未使用のA100-400用フードを安価で入手してしまいました。同レンズを買うことは多分無いので、このフードの使い道は取り付け径が同じレンズ……。まぁ、しばらくは作りませんね!
丸型フードのクラシック外観は特にα9000によく馴染みます。なかなかイイですよ。
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