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写真、機材、史跡等々についてのつれづれ日記
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 A24-50/4Newは、f4通し3兄弟の最も広角レンズです。
 とある中古屋さんのページに格安で出ているのを見て、2年ほど前に購入しました。
 …が、購入後、試してみるとピントが合わない。αレンズの場合、基本的にボディがピントを合わせるため、そんなはずはないのに…。
 合いそうなところまで行くと、すごくゆっくりな速度でピントを合わせようとし、正しいピントを通過。戻ったりしているうちにピント合わせできずに停止という具合になってしまいます。
 マニュアルだとピントはあわせることができます。
 なんでだろう、と思っていると、絞り値が開放にしてるのに50mでF5.6。あれ?F4通しなのに変動してる…。
 やっと原因が読めてきました。どうもROMもしくはフレキがおかしいようです。24mm域ではF4なのに、50mmまでズームすると40mmあたりでF5.6になっています。絞り情報とともに、ピント(回転角に対するピント移動)の情報もおかしくなっているようです。
 原因がわかり、いろいろ弄くったところ、どうにもならないことが判りました。

 必要に迫られて買ったレンズではなかったのに、いざおかしくなるとなんだか気になって仕方ありません。
 修理の材料を得るために、ジャンクのA24-50/4(初期型)を購入してしまいました。さて、届いてみると、鏡胴はぼろぼろ、前玉がやけにぐらぐらしている。明らかに異常があります。
 しかし、玉の状態は前玉に擦り傷が多めなものの、鏡胴に比べ、非常に綺麗です。ボディに取り付けてみて動かしてみると、動作は正常のようです。
 前玉が何でぐらぐらしているのか、気になって分解してみました。
 前玉ユニットは3本の大きなビスを軸にピントリング、ズームリングに従い、動くようになっていましたが、そのうちの1本が外れています。もう一本もぐらぐらしていました。
 締めなおせば直るかな、と思い、締めてみましたが手ごたえがありません。ネジ穴がバカになっています。
 どうやら、ズームとピントあわせの際、少しずつ緩んでしまい、緩んだ状態で力が加わったためにネジ穴が破損したようです。精度は度外視して、アロンアルファをネジ穴に流し込み、応急修理してみました。
 組み立てて試してみると、とりあえず使えるようになってしまいました。
 
 フレキがnewと初期型で違う可能性があることと、はがしたことで不良が出る可能性があることが不安で、結局、newの方を放置してこちらを使っていましたが、応急修理のせいもあり、前玉ユニットが多少ぐらつくのと、バッグの中で圧力を受けて破損する心配があり、心もとないので、今日、newの修理を行うことにしました。

 初期型とnewは光学系は同じ。絞りも同じです。分解してみると、どうも外装以外はまったく同じのようです。
 気になるのはギヤ比。A200/2.8GやA80-200/2.8Gなどで、AFのギヤ比が変更された例もあるため、ギヤ比が同じなのか確認するため、AFカプラーの回転を比べてみましたが、近接から無限遠で回転数は3回転強と同じようです。どうやらフレキは同じだという確信がもてました。

 作業はかんたん。あっさり移植は終了しました。強度も不安ありません。2年ごしでnewが使えるようになりました。初期型は予備としてしまっておくことにします。
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